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【WEC】トヨタ、初めてのメキシコで表彰台獲得

TopNews 9月4日(日)23時57分配信

TOYOTA GAZOO Racingはメキシコで行われたWEC第5戦メキシコ6時間レースで表彰台に返り咲いた。

●【WEC】小林可夢偉「表彰台は予想外」ランキング2位へ/トヨタ6号車

■TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ)
決勝: リタイア、62周
ピットストップ:2回
スターティンググリッド:5番手
最速ラップ:1分26秒767

■TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
決勝: 3位、230周
ピットストップ:7回
スターティンググリッド:6番手
最速ラップ:1分26秒567

2台のトヨタTS050 HYBRIDで挑んだメキシコのレース。中でも#6号車は厳しい週末のスタートだった。

木曜日の午前中に行われたテスト走行中に事故に遭ったせいで、その後に行われた2度の練習走行に出走できず、レースに向けてのロングランテストを行うことができなかった。しかし、苦境を乗り越え、#6号車は見事に3位表彰台を獲得した。この結果、#6号車の3人のドライバー、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ、小林可夢偉は2016年シーズンのドライバーズ選手権で2位に浮上した。

■厳しいレースだった

メキシコのレースはTOYOTA GAZOO Racingにとって決して簡単なものではなかった。レースを完走できたTS050 HYBRIDは#6号車だけで、#5号車はパワートレーンのトラブルでリタイアを余儀なくされた。

レースの開催されたアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは、1周が4.304kmで、WECの行われるサーキットでは1周が最も短い。ゆえにLM P1車両にとればトラフィックが大きな問題になり、今日のレースでも接触があるなど通常とは異なるハプニングが発生した。

レースが90分を過ぎた頃、コンウェイのドライブする#6号車がLM P2クラスの車両と接触、そのためドライブスルーのペナルティが科せられた。車両にダメージはなかったものの、ペナルティ消化で20秒のタイムを失うことになった。

#6号車がペナルティを受けた数分後、#5号車はさらに大きな不運に見舞われた。中嶋一貴がドライブ中、パワートレーンの電気系に問題が生じ、修理のためにピット・ガレージへ持ち込まれたのだ。そこでは懸命の修復が試みられたが、時間内の完了は困難と判断され、リタイアの判断が下された。

レースが半分を過ぎた頃、予想通りに雨が降り始めた。#6号車のサラザンはすぐさまピットに向かいウエットタイヤに交換した。その後の順位の変更は目まぐるしく、#6号車はインターミディエイトタイヤを装着したアウディR18#7号車に抜かれるまで3位を走っていたが、その後はポルシェ#2号車を2度にわたって抜く速さを見せた。

ゴール前のピットストップを控え、インターミディエイトタイヤを装着した#6号車がアウディ#7号車をかわして2位に上がった。しかし、最後のストップで3位に後退、そのままの順位でゴールを迎えた。#6号車にとっては今季3度目の表彰台だった。サラザンは後半の3スティントを1人でこなし、ゴールしたときには2位に僅か8秒267遅れていただけだった。

メキシコのレースを終えたWECはアメリカ・テキサスのオースティンに移動し、2週間後にCOTA(Circuit Of The Americas)で開催される第6戦COTA6時間レースで覇を競う。

■佐藤俊男 チーム代表

「今年から初めての開催となったWECメキシコ戦は、トヨタチームにとっては厳しいスタートの週末でしたが、決してあきらめることなく準備を行い、価値のある結果を得ることが出来ました。

#5号車に関しては残念なことになってしまいましたが、#6号車と同様に速さを持っていたと確信しています。スタッフ全員がハイ・ダウンフォースサーキット用パッケージの性能向上に全力を尽くし、見事な働きをしてくれました。

また、メキシコのファンの皆様と今回、素晴らしいご支援を頂いたトヨタメキシコの関係者の皆様の前で、力強い走りをしっかりお見せ出来たことはとても嬉しく思います。次戦に向けても引き続き性能向上を続け、WEC米国戦でトップ争いを繰り広げることを目指したいと思います」

最終更新:9月5日(月)6時0分

TopNews