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復興願い会場一体 4アーティスト熱唱 福島でロックコープス

福島民報 9月4日(日)10時16分配信

 東日本大震災からの復興を支援する世界的音楽イベント「RockCorps(ロックコープス)」のライブ(セレブレーション)は3日、福島市のあづま総合体育館で開かれた。ボランティア活動に励んだ県民ら約4080人が国内外のアーティストと一体となりステージを盛り上げた。
 アジアでの開催は福島県内の同会場のみで3年連続。今年は5月から119回のボランティア活動に4385人(昨年比881人増)が参加した。実行委員会などの主催、福島県の共催。
 「Aqua Timez(アクアタイムズ)」がトップバッターを務めた。「決意の朝に」、最新曲「12月のひまわり」など7曲を熱唱した。
 HYは今回のために選曲した7曲を披露した。ヒット曲「366日」ではボーカルの仲宗根泉さんが「(5年前は避難所だった)この場所にいた人にも愛すべき人がいる。心の中にいる友人、家族、恋人などを思い浮かべながら皆さんと歌いたい」と呼び掛ける場面もあった。
 福島市で行った農地でのボランティアに参加したASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)は、一緒に作業した参加者からリクエストされていた「ソラニン」など9曲を力強く演奏した。
 カナダ出身の歌手、カーリー・レイ・ジェプセンさんは世界的大ヒットシングル「コール・ミー・メイビー」など11曲を届けた。
 ライブに先立ち福島県PRステージが繰り広げられた。東日本大震災直後から被災地支援で県内などを訪れた大黒摩季さんによるステージもあり、内堀雅雄知事、公式アンバサダーに就任した高橋みなみさん(元AKB48グループ総監督)、MCのやまだひさしさんとともに代表曲「ら・ら・ら」を歌った。大黒さんは「まだまだ一緒にいよう福島」と激励した。

■アクアタイムズ「福島でできて良かった」  

 出演者らは福島の復興やボランティア活動への思いを口にした。
 アクアタイムズのOKP-STARさん(いわき市出身)は「(震災後の)同級生の思いや言葉を思い出しながらライブをしている」と話し、大介さん(富岡町出身)は「親も実家には戻っていない。風評被害を受けたであろう福島に来てライブができて良かった」と古里に心を寄せた。
 アジアン・カンフー・ジェネレーションのボーカル&ギター後藤正文さんは「個人的に南相馬市の花火大会で毎年夏に弾き語りをしている。また(福島の皆さんと)会えたらうれしい」とコメントした。
 ロックコープスCEOで共同創設者のスティーブン・グリーンさんは「福島はホームになりつつある。今後の開催も前向きに考えたい」と話した。
 内堀雅雄知事は開演に先立ち「ボランティアで汗を流した人と再会できるのがロックコープスならでは。地元の人も一緒にやってくれるのが素晴らしい」と意義を語った。

福島民報社

最終更新:9月4日(日)10時53分

福島民報