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ローソンの株価下落が続く3つの理由。復活の切り札は成城石井?それとも!?

投信1 9/4(日) 8:20配信

ユニー・ファミリーマートホールディングス発足、セブン-イレブン・ジャパン追撃へ

2016年9月1日、ファミリーマートとユニグループ・ホールディングスが統合しユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> が発足しました。統合後の店舗は約18,000店で、今後不採算の店舗を▲1,000店舗程度閉鎖すると言われます。これでセブン-イレブン・ジャパンの店舗数に肩を並べることができる規模になります。

冴えないローソンの株価

ユニー・ファミリーマートホールディングスにご祝儀ムードが広がる一方、ローソン <2651> の株価が冴えません。次のグラフは過去2年間の両社の株価の推移を示しましたものです。最近になった極めて対照的な動きをしていることがわかります。

青のラインがローソン、赤のラインがユニー・ファミリーマートホールディングス(旧ファミリーマート)の推移です。2016年の春先まで両社は同じような株価の動きをしていましたが、その後、大きく格差が広がっています。ローソン株、正念場に入っているようです。

ローソン株価下落の理由1:元気のないローソンの既存店売上高

ローソンの株価に元気がない理由のひとつは、国内ローソン事業およびナチュラルローソン事業の既存店売上の弱さにあります。3月から7月までの5カ月間で、前年同月を上回ったのが4月のみ、残りの4カ月は下回っています。ファミリーマート(統合前)は5月を除き前年同月を上回っています。これがこの2社の勢いの差を示していると見る投資家も多そうです。

ローソン株価下落の理由2:コンビニ業界3位が固定化の懸念

しかし問題は他にもありそうです。ローソングループは国内で約12,500店舗を展開しています。つまり、店舗数では上位2社の3分の2ほどになり、簡単に追いつけなくなりました。さらに上位3社の寡占化が進み、下位のコンビニチェーンをM&Aしても上位2社に簡単には追いつけなくなったと言えるでしょう。ローソンは最近ではスリーエフと資本業務提携をしていますが、上位追い上げには規模がまだ不足しています。

ローソン株価下落の理由3:多角化を模索してきたローソンだが・・・

ローソンはM&Aも活用しながら積極的にコンビニ周辺業態を開発してきました。ローソンストア100、ローソンマート、ナチュラルローソンなどがその例です。ドラッグストア併設店にも積極的ですし、最近では成城石井を買収しています。

またエンタメ関連の事業も強化してきました。HMVジャパンの買収、シネコン大手のユナイテッド・シネマの買収などです。

こうして事業ポートフォリオのリスク分散は進んだように見えますが、シナジーが発現されているのかと言われると、正直なところ分かりにくいと言えるでしょう。周辺業態開発でいえば、ローソンストア100は大量閉店をつい最近おこなったばかりですし、ローソンマートの多店舗展開も中止になりました。ナチュラルローソンの店舗数は137店舗であまり増えていません。

またエンタメ事業とのシナジーについてもなかなか数値面で感じることは難しいと言えます。

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最終更新:9/4(日) 8:20

投信1

チャート

ユニー・ファミリーマートホールディングス8028
7160円、前日比-70円 - 12/9(金) 15:00

チャート

ローソン2651
7840円、前日比-110円 - 12/9(金) 15:00