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「21g」はホームタウン、変遷するシーンでNATCHINらが目指す音楽とは/インタビュー

MusicVoice 9月4日(日)10時0分配信

 SIAM SHADEのNATCHIN(Ba)が率いる4人組ロックバンド「21g」(トゥエンティワン グラムス)が9月7日に、配信限定シングル「HEAVY RAIN」をリリースする。人が命を失った時に21g(グラム)減るという、その21gは魂の重さではないかという説がある。バンド名の由来はそこに想起する。命を目一杯に輝かせ、魂を鍛えることで、もしかしたらこの重さは増えるかもしれない。21g以上の魂を目指す――、そういう思いで結成、2014年に活動を開始した。メンバーは、緑の仮面を被ったボーカリストのGeno(Vo)、NATCHIN(Ba)、mi-ya(Gt)、Act.(Dr)の4人。今回は、Geno、NATCHIN、mi-yaの3人に、バンド結成までの経緯、新曲「HEAVY RAIN」に込めた想い、バンドシーンの変遷からこれからの在り方などについて話を聞いた。

「ここじゃないでしょ、あんたの居るべき場所は」

――21gは、NATCHINさんとGenoさんとの関係性から始まったバンドだそうですね。

NATCHIN 以前からGenoとは呑みに行ったりもする仲だったんです。21gを始めることになったのは、かれこれ3年くらい前に、Genoに「一緒にやりたい」と声をかけられたことがきっかけだったよね。

Geno しかも、呑みの席で。

NATCHIN 最初から「バンドを結成しよう」という意気込みを持って会っていたわけではなく、一緒に呑んでいたときに出た話だったからね。

Geno そうなんですよ。

NATCHIN お互い将来について語り合っていく中で「なんだったら、一緒に演る??」という話になったんです。それで「演るんだったらバンドがいい」、「じゃあ、メンバーを探さないと」という話になって。その頃からGenoの中には「こういうバンドをやりたい」という構想が明確にあったので、彼が描いた絵を具現化する動きをしようと走り出した形で、このバンドは始まったんです。

Geno その話をしていた時点で、すでに手元には形にしたい楽曲が何曲もあって、メンバーの構成も「ギターは女性がいい」、「2バスをドコドコ叩くドラムがいい」という話を、NATCHINさんにはしていました。

――Genoさん自身、NATCHINさんと一緒にバンドを組みたい気持ちが強かったのでしょうか?

Geno そうですね。NATCHINさんは以前から兄貴的な存在であり、尊敬するバンドのメンバーでした。機会があって一緒に共演して以降、何度か呑みに行きながら、その人間性にも惚れて。何より、人としてすごく尊敬していた人なんですよ。だから、その話をしたときも、「俺、これからどうしたらいいっすかね?!」という人生相談を兼ねて会っていたんです。

NATCHIN 呑みに誘われたときは、僕も昔から知っている仲であり、いい音楽も、いい歌も歌えることも知っていたし。以前に活動をしていたバンドが休止して、Geno自身いろいろともがいていたことも傍目から観ていて感じてはいたんです。

Geno 当時の自分は、ソロとしてフォークソングを歌っていたんですよ。

NATCHIN ソロとして弾き語りをやるのも良いんだけど、その当時のGenoの姿に、俺はロックな魂を感じなかった。それを知っていたからこそ、「ここじゃないでしょ、あんたの居るべき場所は」「ソロを演っていて楽しいの??」「本当にそっちの道へ進みたいの??」という話をGenoにしていたんです。

――NATCHINさんは、昔からずっと“魂”をぶつける音楽を演り続けてきた人ですからね。

NATCHIN 僕は、それしか演ってこなかったんで。

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最終更新:9月4日(日)10時0分

MusicVoice