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【台風10号】岩手・久慈の冠水家屋1000件超 東日本大震災の津波被害上回る見通し

デーリー東北新聞社 9月4日(日)11時30分配信

 台風10号で大規模冠水被害を受けた久慈市の家屋被害が、千件を超えるのが確実になった。3日、市災害対策本部が明らかにした。調査が終了していない地区も多いため、東日本大震災の津波による被害1248件を上回る見通しだ。市内は大規模冠水発生後初の週末を迎え、各地では市民が家族や友人、ボランティアと協力しながら、片付けに追われる光景が見られた。

 本部によると、2日現在の被害件数は998件。内訳は全壊1件、大規模半壊153件、床上浸水679件、床下浸水165件。

 今後、山形町や山根町、川貫など各地区の調査が進めば、さらに増えそうだ。

 車両が入れない場所で“孤立状態”となっているのは3日午後1時現在、105世帯・198人。うち山根町では、集落を結ぶ川沿いの市道が大規模に損壊しており、市は峠越えによるルートの復旧を目指す。

 岩手県によると、道路関係は、国道281号と県道野田山形線の計4カ所で、道路決壊や土砂崩落により全面通行止め。県道二戸軽米線の通行止めは解除された。

 断水は、久慈市と野田村、軽米町の約320戸で依然続いている。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月4日(日)11時30分

デーリー東北新聞社