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新大工町市場の土地・建物を買収 穴吹興産 「再開発の推進に貢献したい」

長崎新聞 9月4日(日)10時4分配信

 長崎市民の台所として親しまれている新大工町市場の土地と建物を、総合不動産業の穴吹興産(高松市)が、所有する長崎市新大工町市場協同組合から買収したことが3日、分かった。旧長崎玉屋ビル1階にある同市場一帯は市街地再開発事業が計画されており、同社は「再開発準備組合と協議し、再開発の推進に貢献したい」としている。

 売買契約は8月28日付。買収したのは、同市場協同組合が所有していた土地約945平方メートルと、旧長崎玉屋ビル(延べ約1万6千平方メートル)のうち、同組合などが持っていた一部。買収額は明らかにしていない。関係者によると、市場側は各店主の高齢化や老朽化したビルの維持管理の負担が大きいことから売却を決めたという。

 同市場や旧長崎玉屋ビルがある新大工町商店街の一部、国道を挟んだ伊勢町の立体駐車場などをエリアとする再開発事業は、建物の老朽化対策や町のにぎわい回復を目的に、既存店舗などや分譲住宅を複合ビルに集約する計画。2017年度着工、19年度完成を目指している。これに伴い、同市場が入る旧長崎玉屋ビルは建て替えられる予定。

 準備組合は「『食』と『文化』の発信拠点」を再開発事業のコンセプトに位置付けている。準備組合の児島正吾理事長は、「再開発事業のコンセプト上、市場は重要な存在。穴吹興産にもその趣旨を伝え理解してもらい、再開発事業を進めていきたい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:9月4日(日)10時4分

長崎新聞