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長崎観光に学生ガイド誕生 若い力で新風 純心大の今村さん、今里さん

長崎新聞 9月4日(日)10時4分配信

 長崎純心大人文学部3年の今村優里さん(21)と今里綾香さん(20)が8月、ボランティア観光ガイドとしてデビューした。ボランティアガイドは定年退職後のシニア世代が多く、学生は珍しい。2人は「たくさんの人に長崎を楽しんでもらいたい」と張り切っている。

 2人は同大教授に勧められ観光ガイド挑戦を決意。約1年前から週2回ほど自主的に資料を読み込んで勉強した。ベテランのガイドと一緒に町を歩き、手ほどきも受けた。

 初仕事は8月30日に長崎市内で開かれた「世界遺産候補見学会」。約1時間半、南山手と東山手地区を中心に参加者11人を案内した。大浦天主堂などの要所では、用意した古写真を見せて興味深いエピソードを紹介。参加者の安全にも気を配り、無事務め上げた。

 石だたみのオランダ坂では「この風景がなくならないように私たちが受け継いでいきたい」と決意も語り、参加者の拍手を浴びた。長崎市の桑野省吾さん(78)は「一生懸命さが伝わってきた。若い人が長崎の歴史を継承してくれれば」と目を細めた。

 今村さんは「緊張した。天主堂の中では帽子を脱いでくださいとお願いするのを忘れてしまった」と反省。今里さんは「皆さんがうなずいてくれるのがうれしかった」と笑顔を見せた。

 現在、2人を含む同大の学生5人程度が「同好会」として観光ガイドの勉強中という。同好会とは別に、同大は市と連携し、授業の一環で学生約60人が町歩き観光「長崎さるく」のガイド研修を受けている。さるくガイドの平均年齢は約66歳。学生の若い力が新風を吹き込むことになりそうだ。

 同大の学生がガイドをする世界遺産候補見学会は11、18両日も開かれる。時間は午前10時から正午。参加費千円。申し込みは長崎の教会群インフォメーションセンター(電095・823・7650)。

長崎新聞社

最終更新:9月4日(日)12時28分

長崎新聞