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墨跡の美を堪能 「石川の書展」開幕

北國新聞社 9月4日(日)2時46分配信

 石川県内最高水準の書の展覧会「石川の書展」(県書美術連盟、北國新聞社主催)は3日、金沢21世紀美術館で始まった。書道家が精魂を注いだ秀作766点が披露され、来場者は墨のかすれや線の強弱に目を凝らし、墨跡が表す美の世界に浸った。

 設立40周年を迎えた連盟の節目を飾る展覧会となる。石川の書展は近年、会員・一般の部それぞれに賞制度を設けた「石川方式」で書壇の発展に努めている。

 連盟の評議員、会員から選ばれる大賞を獲得した岩田真紀さん(羽咋市)の「心」は、平安末期の僧であり歌人の西行(さいぎょう)の和歌を流れるような筆遣いでつづった。準大賞の内藤雄鵬さん(七尾市)の「春くれば」、阿部豊寿さん(金沢市)の「包世臣(ほうせいしん)書論」なども来場者の注目を集めた。

 作品解説では、連盟の東翠香(ひがしすいこう)理事が「全体の構成が大切だ。余白や墨を継いだ文字に注目してほしい」と説明した。作品解説は9日まで毎日午後2時から行われる。

 開場式では、連盟理事長の砂塚隆広北國新聞社常務があいさつし、三浦靖子県県民文化局長と詩丘樹持(しおかたつじ)金沢市文化スポーツ局長が祝辞を述べた。

北國新聞社

最終更新:9月4日(日)12時6分

北國新聞社