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<防災訓練>自助・共助で地域力 掛川主会場、4万人実践 静岡

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月5日(月)7時19分配信

 南海トラフ巨大地震を想定した静岡県・掛川市総合防災訓練が4日、同市内全域を会場に行われ、約4万人が参加した。訓練テーマは「自助・共助、地域で高める掛川の防災力-死者ゼロのまちづくり」。4月の熊本地震で本県が実施した被災地支援活動から得た教訓を取り入れ、自主防災組織と警察、消防、自衛隊などが連携を確認した。

 山間部の孤立予想集落や沿岸部の津波浸水域など、同市内各地で自然地形と立地環境に応じた訓練を行った。熊本地震被災地で避難所運営に混乱が出たことを踏まえ、同市内の広域避難所42カ所すべてで自主防主体の運営訓練も展開した。

 旧市営住宅和田団地(同市和田)の会場では、倒壊住宅や埋没車両など、熊本地震と同様の被災状況を再現した訓練を行った。余震が続く中での活動を念頭にコンクリートのがれきの中から負傷者を救出する指揮をとった掛川市中央消防署の大角達也救助隊長は「一番注意しなければならないのは二次災害。熊本地震の救助活動を参考に今後も訓練を重ねたい」と述べた。

 訓練修了後の会見で、川勝平太知事は「避難所運営訓練で中学生の活躍が目立った。若い力が育てば、地域の防災力が高まる」と期待した。松井三郎市長は「住民主体の避難所運営マニュアル整備をさらに進め、訓練を重ねて自助共助の取り組みを広げたい」と意欲を示した。

静岡新聞社

最終更新:9月5日(月)7時19分

@S[アットエス] by 静岡新聞