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米中、競争的な通貨切り下げ回避に尽力へ

ロイター 9月5日(月)7時6分配信

[杭州(中国) 4日 ロイター] - 米中両政府は4日、競争的な通貨切り下げを回避するよう尽力する方針をあらためて示した。中国は市場原理に基づく人民元相場への秩序立った移行を進めるとも表明した。

米中首脳会談を終え、両政府は共同で文書(ファクトシート)を公表。「競争的な通貨切り下げを回避し、競争力強化を目的とした為替相場の目標設定を控える」ことを表明した。

中国は「双方向の柔軟性を高めながら、市場が決定する為替相場への秩序立った移行を進める。人民元相場が継続的に下落する根拠はないと強調する。双方が明確な政策対話の必要性を認識している」とした。

一方、ICT(情報通信技術)の製品やサービスについて、外資系サプライヤーの販売機会を不必要に制限したり、阻止したりしない方針も示した。

文書の他の主なポイントは以下の通り

─双方が金融、財政、構造面の全ての政策手段を活用することに尽力し、信頼感を高めて成長力を強化する。財政政策は、成長力強化、雇用創出、家計需要の喚起に向け柔軟に活用されるべき。

─中国は国有企業改革を含め、包括的な戦略で供給側の構造改革を深化させる。

─双方は、一部産業の過剰生産能力の問題を含む構造的な問題が貿易や労働力に悪影響を及ぼしていることを認識する。両国は鉄鋼やその他の業界の過剰生産能力の問題が、共同で取り組むべき世界規模での課題であると認識する。

─双方は、効果的でバランスの取れた方法で知的財産権を保護することが技術革新に有益だと認識する。

*内容を追加しました。

最終更新:9月6日(火)10時18分

ロイター