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【ソフトボール】上野連投!5連覇中・米にコールド勝ちで11年ぶり優勝

スポーツ報知 9月5日(月)6時5分配信

◆ソフトボール女子ジャパンパップ 最終日 ▽決勝 日本9―1米国(4日、群馬・高崎市城南野球場)

 順位決定戦が行われ、1次リーグ2位の日本は決勝で同1位の米国を9―1で圧倒し、大会規定で5回コールド勝ち。20年東京五輪の追加種目に採用されて初の国際大会を、05年大会以来となる優勝で飾った。4点を先制した日本は2回、北京五輪代表の山田恵里(32)=日立=が今大会4発目の本塁打。5回にはエース上野由岐子(34)=ビックカメラ高崎=が2番手で無安打投球を披露。その裏に河野美里(31)=太陽誘電=が左中間への2ランで試合を決めた。

 仲間が“お膳立て”してくれた舞台で、上野が米国の大会6連覇を阻止した。「20年(東京五輪)で結果を残せるようにチームを強く、底上げしていきたい」。新旧世代が融合し、世界女王に1回から猛攻を仕掛けた。24歳の長崎の先制適時二塁打や北京五輪で一緒に戦った32歳の山田の左越え2ランなどで7―1と圧倒。2番手で登板した5回は、ほぼ試合が決まっていた。

 上野は最初の打者に四球を与えたが、最速113キロの直球を武器に続く打者を二ゴロ併殺打に仕留め、最後は80キロ台のチェンジアップを織り交ぜて見逃し三振。3日のオーストラリア戦も含め、3回無安打の完璧な投球で期待に応えた。

 その裏に31歳の河野が左中間へ試合を決める2ランを運んだ。おかげで登板予定の2回は投げられなかったが、7月の世界選手権決勝で敗れ、今大会の1次リーグでも惜敗した米国にコールド勝ち。05年以来6大会ぶりにタイトルを奪回し「なかなか勝てていなかった大会。うれしい」と余韻に浸った。

 今季は5月に左膝などを故障。世界選手権などを辞退し「見る側」に回っていた。苦しいチーム状況の中で、米国との差を埋め、逆転した。東京で優勝するためには若い力が必要。上野は「私がいないことでチームが成長できた部分もある。足りない経験を伝えるのが役割」と言い切る。

 10日からは日本リーグが再開。NECプラットフォームズ戦(ベイコム尼崎)では、リーグ通算200勝もかかる。膝の状態は今一つだが「順調には来ている。早く達成してスッキリしたい気持ちもある」。前人未到の大記録を打ち立て、4年後に一歩ずつ足を踏み出す。(遠藤 洋之)

最終更新:9月20日(火)5時30分

スポーツ報知