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不登校 学校以外の“居場所”づくり大切

伊豆新聞 9月5日(月)13時40分配信

 ■「問題は周囲に」フリースクールNPO理事長講演 

 熱海市を発信地として発足した「不登校を考える親の会・熱海」(渥美素子代表)は4日、発会イベントを、昭和町の起雲閣で開いた。フリースクールを運営するNPO法人東京シューレの奥地圭子理事長が講演し、学校以外の子どもの“居場所”づくりの大切さや、保護者の孤立を防ぐ「親の会」の重要性を訴えた。

 同会は、市内に住む渥美さんが、自身の子どもの不登校をきっかけに立ち上げた。奥地さんは、不登校の子どもや親の支援を行っている。開設したフリースクールの多くの卒業生が、自分の経験をバネにして社会で活躍しているという。

 イベントには約35人が参加。講演で奥地さんは「文部科学省は、不登校に対し学校復帰一辺倒から変わり始め、問題行動とは判断しないと明言している」と現状を説明。「問題は周囲にある」と指摘し「子どもは、必要があって、学校と距離を取っている」と述べた。

 夏休みや春休みなどの連休明けに子どもの自殺が多い国の統計を示し「当然だが、学校が楽しければ自殺はしない。つらい、嫌だと苦しんでいる」と話した。

 奥地さんのフリースクールの子どもたちが作った映画「不登校なう」の上映や同会の説明会、懇談も行われた。

最終更新:9月6日(火)17時15分

伊豆新聞