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基地問題無視できない 劇団チョコ泥棒、「政治」に初挑戦

琉球新報 9月5日(月)5時2分配信

 【沖縄】沖縄市を中心に活動している劇団「チョコ泥棒」(兼島拓也主宰)は4日、沖縄市のバー「パライソ」で演劇「君は新生活」を公演した。コメディー劇を中心に演じてきたチョコ泥棒だが、安全保障関連法や辺野古・高江の問題に対して「知らないふりはできない」(兼島さん)と、初めて「政治」をテーマに盛り込んだ。ショート劇など全6作品を披露し、政治風刺を背景に織り込んだ劇で会場を笑いで包んだ。


 脚本を担当する兼島さん(27)は投票に行かないこともあった。政治を劇に盛り込むきっかけとなったのが、安保法に反対して国会前などで活動した若者グループ「SEALDs(シールズ)」の存在だった。

 これまで「趣味」としてやってきたコメディー劇に「ただ楽しい、面白いだけという無力さがあった」と兼島さんは語る。「これまでの客は離れるかもしれないが、政治について表現するべきだ」と感じた。

 演劇「君はオーガニック」では、有機食品を好む男性とジャンクフードを愛好する女性が対立。それぞれが意見を押し付け合うが、どちらが正しいかは示されずに幕は閉じる。

 兼島さんは「コメディーなので観客には楽しんでほしいが、もやもやもしてほしい」と述べ、生活にあふれる正解のない“対立”が政治にもつながっていることを示唆した。

 11日にもパライソで同内容で公演する。当日券販売のみで1500円。

 問い合わせはメールアドレスchocodorobo@gmail.com

琉球新報社

最終更新:9月5日(月)10時15分

琉球新報