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円安に振れれば日本市場は反応、上値を試す動きに期待

ZUU online 9月5日(月)8時10分配信

日中はまだまだ暑いですが、朝晩本当に涼しくなって来ました。株式市場は週末の米国雇用統計を受けて為替が円安に振れたことから堅調な展開が期待されます。米国での利上げができるということであれば、それだけ世界的なリスクも少ないということでドルが素直に買われているということなのでしょう。

米国の景気が良いのか悪いのかと言えばおそらく良いのだと思います。米国同様に日本でも本来であれば、これだけ失業率が低く、完全雇用にあるわけですから、もっと消費が伸びても良いのでしょう。企業も個人も「効率化」ばかりを考えており、「効率的」ということがもてはやされてしまっているのが、景気低迷の要因と思います。企業も個人ももっとムダ金を使い、モノに執着するようになれば、景気も良くなると思います。

米国株が堅調、為替も円安となったことから買い先行となりそうです。日経平均先物は夜間取引やシカゴ市場で17,100円台まで上昇しており、17,000円を超えて値固めとなるかどうかというところです。17,000円を超えて始まらないということは何か悪材料がある、あるいは大きな売り手がいるということなので冴えない展開となるのでしょうが、17,000円を超えて始まり、買戻し一巡後も値持ちが良いようであれば、17,000円台固めとなって、主力銘柄を中心に堅調となりそうです。

一方で、小型銘柄などは手仕舞い売りや乗り換え売りに押されるものも多いのでしょうし、主力銘柄の出遅れ感が強い銘柄などが買われて水準訂正となって来そうです。17,000円を超えてきたところで達成感からの売りが出てくるか、そして17,000円を割り込む水準まで売られるかどうかということになりそうです。上値の節目は17,200円~300円水準そして17,500円水準ということになりそうで、ここまで行くといったん手仕舞い売りに押されることになるのでしょう。

■本日の投資戦略

注目された米雇用統計は特にサプライズもなく、良くもなく悪くもないとい感じで、米国株は上値も重かったのですが、日経平均先物は夜間取引やシカゴ市場で大きく買われており、本日の日本市場も上値を試す動きが期待されます。米国の利上げがどうのこうのということでもなく、為替が円安となるかどうかということで日本市場は反応するのだと思います。

米国が利上げをしてもしなくても為替が円安に振れれば日本株は買われるということなのだと思います。まだまだ問題もあるのでしょうが、取り合えずは堅調な展開になるものと思われます。持ち高調整の売りで押されていたような内需銘柄やディエンシブ銘柄に底堅さが見られるかどうか、出遅れ感から買われている銀行株や商社株などがさらに買われるかどうかということが注目されます。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:9月5日(月)8時10分

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