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南海トラフ大地震を想定 2市で総合防災訓練

伊豆新聞 9月5日(月)14時0分配信

 南海トラフ巨大地震を想定した総合防災訓練が4日、伊豆市と伊豆の国市で行われた。メーン会場での訓練のほか、自主防災組織が中心となり地域の実情に即した訓練を繰り広げた。三島市と函南町は先月28日に実施している。

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 ■連携しトリアージ ペット避難所も展示―伊豆

 伊豆市は、狩野ドームで会場型訓練を実施した。警察、消防、自衛隊、医師会、東部保健所などと連携し、消火、救急・救命、避難所体験などの訓練のほか、ペット避難所の展示や防災グッズの展示などを行った。地域住民や市職員など約400人が参加した。

 重症度に応じて治療や搬送の優先順位を決めるトリアージ訓練は、地元の慶友病院が協力。トリアージの目的や方法を説明した後、模擬患者の重症度を識別した。

 ペット避難所の展示は、東部保健所、獣医師会、動物ボランティアの協力で今回初めて取り入れた。

 参加者は4グループに分かれ、各訓練コーナーを回った。訓練後、自衛隊が専用の炊き出し資機材で調理したカレーライスを食べた。

 市全体では約1万3500人が参加した。

 ■竹棒、毛布で担架 52自主防1万3000人参加―伊豆の国

 伊豆の国市の総合防災訓練は「検証」「連携」「協働」をテーマに市内52の自主防災会で実施し、約1万3千人が参加した。

 訓練は午前8時半に南海トラフ巨大地震クラスの大規模地震が発生し、市内全域で震度6弱以上を観測したという想定。各区の住民は指定の避難場所に集合し、安否確認や初期消火、避難誘導などの訓練を行った。

 広域避難所が開設された長岡南小と韮山小では、住民が自動体外式除細動器(AED)や三角巾などを使った応急手当て、ウインチやジャッキなど救助用資機材の操作、避難所生活などを体験した。

 負傷者を運ぶ訓練では、陸上自衛隊の隊員が竹棒と毛布を使った応急担架の作り方を説明。参加者は「毛布の巻きが甘いと失敗する」「全員で一斉に持ち上げる」などとアドバイスを受け、搬送者役と負傷者役に分かれて緊急時の対応について理解を深めた。

最終更新:9月5日(月)14時0分

伊豆新聞