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【オーストラリア】「中国機は豪州攻撃も可能」 弾道ミサイル防衛構築を=専門家

NNA 9月5日(月)8時30分配信

 中国人民解放軍空軍の馬暁天・司令官が2日、中国が長距離爆撃機を開発していると発表したことで、オーストラリアにも脅威が広がっている。中国の爆撃機が南シナ海の人工島から発射すれば、オーストラリア北部が射程距離内になるためだ。オーストラリアは弾道ミサイル防衛体制を構築すべきとの声も出ている。4日付シドニー・モーニング・ヘラルドなどが伝えた。
 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は「中国の弾道ミサイルの急速な発展を受けて、オーストラリアは日本や韓国のようにミサイル防衛を深刻に検討するよう迫られている」と話した。専門家の間では、中国が南方へ軍事力を拡大しており、中国と米国の関係が悪化した場合、米国の同盟国であるオーストラリアの果たす役割は大きくなるとしている。
 政府系シンクタンクのオーストラリア戦略指針協会(ASPI)は「オーストラリア政府は、巡航ミサイルを搭載した中国の爆撃機H6Kが南沙諸島からさらに南を攻撃可能であることを認識すべき」と述べた。中国が計画するステルス戦闘機H-20も脅威となり得るという。
 また、専門家らは、中国による諜報活動について、ターンブル政権が対策に消極的として懸念している。米国の外交政策の専門家は「中国への経済依存度が高いオーストラリアは今後数年で、中国によるインフラ投資や南・東シナ海問題で難しい決断に迫られることになる」とした。
 ターンブル首相は、中国・杭州できょう5日まで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に出席している。

最終更新:9月5日(月)8時30分

NNA