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先週の中国株式市場 - 上海株 強弱材料が交錯するなかほぼ横ばい 200日移動平均線がサポートに -

ZUU online 9月5日(月)19時0分配信

■先週の中国株式市場

上海株 強弱材料が交錯するなかほぼ横ばい 200日移動平均線がサポートに

◆先週の概況

先週の中国株式市場は高安まちまちでした。上海総合指数は週間で0.1%安とほぼ横ばいでしたが、ハンセン指数は1.6%高と反発しました。

先週の上海総合指数は強弱材料が入り混じるなか、1週間を通じて小幅に一進一退となり方向感に欠ける展開となりました。上海市住宅当局が新たな不動産引き締め策の観測を否定したことや証券当局が11月に深センと香港の相互取引を開始すると発表したことが好感された一方、中国主要都市で新たな不動産価格規制策が相次いで打ち出されていると伝わったことが相場の重石となりました。

こうしたなか、200日移動平均線にサポートされると、週間でほぼ横ばいで取引を終えています。

■香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

◆上昇

31日の英ロンドン株式市場で自社株買いを実施したことなどが好感され、大手銀行のエイチエスビーシー(HSBC・00005)が週間で6%超上昇しました。また、中間決算が大幅増益となったうえ、特別配当の実施を発表した銀行のBOCホンコン (中銀香港・02388)が週間で6%近く上げました。

さらに、中国主要都市の不動産価格上昇を受けてチャイナオーバーシー (中国海外発展・00688)やリソーシズランド (華潤置地・01109)といった不動産株も揃って堅調に推移しました。

◆下落

先週に大きく上昇していた反動から食品メーカーのティンイー (康師傅・00322)とワンワンチャイナ (中国旺旺・00151)が大幅に下落しました。

また、原油安を受けてシノック(中国海洋石油・00883)やペトロチャイナ (中国石油天然気・00857)などのエネルギー株が軟調となっています。さらに、特段の材料はないものの中国複合企業最大手のシティック (中信股フェン・00267)も大きく売られました。

■先週発表された主な経済指標

◆9月1日 中国製造業PMI 8月 50.4 市場予想 49.8   前月 49.9

8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と市場予想の49.8を上回り、前月から大幅に改善しました。内訳をみると、生産(52.1→52.6)や海外受注(49.0→49.7)、新規受注(50.4→51.3)、雇用(48.2→48.4)などがそろって改善しました。

◆9月1日 財新(Caixin)中国製造業PMI 8月 50.0 市場予想 50.1  前月 50.6

8月の財新中国製造業PMIは50.0と市場予想の50.1に届かず、前月からやや悪化しました。

■今後発表される主な経済指標

◆9月7日 中国外貨準備高 8月 市場予想 31910億ドル 前月 32011億ドル

8月末の外貨準備高は3兆1910億ドルと前月から小幅に減少すると予想されています。

◆9月8日 中国貿易収支 8月  市場予想 +583.5億ドル、前回 +523.1億ドル
 輸出 8月  市場予想 -3.9%、前回 -4.4%
 輸入 8月  市場予想 -5.0%、前回 -12.5%

8月の中国の輸出は前年比3.9%減、輸入が5.0%減と予想されます。従って、8月の貿易収支が583.5億ドルと前月から減少しそうです。

◆9月9日 消費者物価指数(CPI、前年比) 8月 市場予想 +1.7%、前回 +1.8%

一部食料関連価格が引き続き伸び悩んだことから、8月のCPIは前年比+1.7%の上昇と前月から伸びがやや低下すると予想されています。

◆9月9日 生産者物価(PPI、前年比) 8月 市場予想 -1.0%、前回 -1.7%

一部の原材料価格が上昇したことを受けて、8月のPPI は前年比-1.0%と減少幅が前月から縮小すると見込まれています。

林宇川(TonyLin)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

最終更新:9月5日(月)19時0分

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