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【侍U18】6戦5完封!最強投手陣でアジアの頂点

スポーツ報知 9月5日(月)5時4分配信

◆第11回U―18アジア選手権 ▽決勝戦 台湾0―1日本(4日・台湾台中インターコンチネンタル)

【写真】決勝打・納が大会MVP獲得

  【台中(台湾)4日=山崎智】高校日本代表が、今夏の甲子園優勝投手の今井達也(作新学院3年)と「巨人・田口2世」の左腕・堀瑞輝(広島新庄3年)の1安打完封リレーで地元・台湾を1―0で破り、2011年以来2大会ぶり史上最多5度目の優勝を飾った。

 今大会全6試合中、5完封で計1失点と投手力でつかんだ全勝V。3位決定戦は韓国が中国を下し、日本、台湾、韓国が来年のワールドカップ(カナダ)の出場権を得た。

 ベンチから寺島、今井が、ブルペンからは藤平、高橋と「BIG4」が、堀を目がけて突進した。左腕の147キロ直球が内角低めに決まると、最強投手陣を中心に歓喜の輪が広がった。

 0―0の6回から2番手で登板した「巨人・田口2世」は、4イニングを無安打1四球無失点で毎回8K。「寺島は1ストライク目と、決めにいく球で力の入れ具合が違う。大人のピッチングだった」。同じ左腕のドラフト1位候補に刺激を受け、胴上げ投手に輝いた。

 先発した今井は、直球主体の投球で、ソフトバンクのスカウトのスピードガンでは、最速149キロをマーク。5回3四球ながら1安打無失点で踏ん張った。「エースナンバーを背負っている以上、大事な試合でゼロで投げ切れてよかった」。背番号18の責任を果たし、1安打完封リレーにつなげた。

 チームは6試合中5戦でシャットアウト。計48回11安打1失点の防御率0・19で、77奪三振とアジアの打者を斬り捨てた。今井は語る。「寺島、藤平と話して、リリースの感覚はそれぞれ違うと感じた。自分ははじく。寺島は握りつぶす。藤平は押し出す。感覚で球の質が変わってくる」。股関節や胸郭の動きを整えたり、指先や脳の活性化を図ったり、宿舎でも各自が意見を出し合った。

 9回には、今大会打者1人に2球を投げただけの藤平が投球練習を行い、3日の韓国戦で8回途中1失点だった高橋は、早川とキャッチボールで備えていた。投手担当の東コーチは「もったいないくらい」と笑った。アジアの頂点を奪還した若き侍投手陣が、4年後の東京五輪、さらにその先へと高め合う。

 V打納MVP

 納(おさめ)が優勝を決める決勝打を放ち、MVPに輝いた。6回2死一、三塁で均衡を破る右前適時打。「技術うんぬんより、気持ちで打った」と跳び上がりながら、右手を突き上げた。智弁学園で今春センバツVに導いたリードオフマンは、3日から打順が1番から8番に降格していた。「反骨心があった。今まで迷惑をかけていたので、チームに貢献したかった」とうっぷんを晴らし、笑顔がはじけた。

最終更新:9月8日(木)2時12分

スポーツ報知

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