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東北大と東大など、銀河系外ホットコアを初検出

アスキー 9月5日(月)18時33分配信

東北大学、東京大学、国立天文台、筑波大学からなる研究チームはがアルマ望遠鏡を用いた観測により、世界で初めて、天の川銀河以外の銀河に生まれたばかりの星を包むホットコアと呼ばれる分子の雲を発見した

 東北大学、東京大学、国立天文台、筑波大学からなる研究チームは9月5日、アルマ望遠鏡を用いた観測により、世界で初めて、天の川銀河以外の銀河に生まれたばかりの星を包むホットコアと呼ばれる分子の雲を発見したと発表した。
 
 ホットコアとは、星が生まれる分子雲と呼ばれる領域の大部分に存在している氷状態の炭素・窒素・酸素などを含む分子が、星の誕生によって溶けてガス状態で放出され、その結果できる、生まれたばかりの星を包む暖かい分子の雲のこと。
 
 ホットコアには、一酸化炭素のような分子雲に一般的に存在する単純な分子から、水や有機分子などの生命にとって不可欠な分子まで、多様で豊かな分子ガスが存在していることが知られている。そのため、星や惑星の材料物質の化学的性質を探るアストロケミストリー(Astrochemistry)と呼ばれる分野において、ホットコアは重要な研究対象となっている。
 
 発見した銀河系外ホットコアのデータを詳細に解析した結果、天体に付随する分子ガスの化学組成が、天の川銀河内の同種の天体のものと比べて、大きく異なることを明らかにした。この結果は、生まれたばかりの星を包む物質の化学的性質が、それらを取り巻く銀河の個性に強い影響を受けることを示している。今回の銀河系外ホットコアの初検出は、星や惑星の材料となる物質の化学的性質の研究に新たな可能性を示す重要な第一歩として、大きな注目を集めているという。
 
 この研究成果は、2016年8月9日発行の天文学論文誌「アストロフィジカル・ジャーナル」827号に掲載された。
 
 
文● 山口

最終更新:9月5日(月)18時33分

アスキー

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