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【巨人】「ファンをがっかりさせるな」守乱…4連敗

スポーツ報知 9月5日(月)5時4分配信

◆巨人3―5中日(4日・東京ドーム)

 巨人は、老川祥一オーナー(74)の激励も響かず、守備のほころびが響き、4連敗を喫した。3点リードの8回に、村田がゴロを捕り損ねてピンチを招くと、1点差に迫られた2死二、三塁では、エルナンデスの左前打で左翼手からの返球を受けた捕手・小林誠のミットが走者とぶつかり落球し、逆転を許した。9回は、沢村の2つの暴投が失点に絡んだ。マイコラスの連勝記録も止まり、坂本の6年ぶり20号も4戦続いた凡ミスの前にかすんだ。

【写真】9回2死一、三塁、打者・藤井に暴投した沢村

 悪夢のような時間だった。3点リードが瞬く間に消え、最下位の中日に3タテを喫し、今季のカード勝ち越しがなくなった。8回に4失点で逆転され、9回にも失点。14連勝中だったマイコラスから、マシソン、沢村を投入しても負のスパイラルから抜け出せない。広島にマジックが点灯した8月24日以降は1勝9敗。「沢村、マシソンの代わりはいない。頑張ってもらわないと」。由伸監督は選手に前を向かせる言葉を口にした。

 また、防ぐべき失点を防げなかった。8回無死、弱いゴロに前進した村田がファンブル。ギリギリのプレーに失策がつくと、マイコラスが犠飛と適時打で2点を失った。2死二、三塁からマシソンがエルナンデスに左前安打を献上。左翼からの返球を片手で捕りにいった小林誠のミットと走者が交錯し、捕球もタッチもできず、逆転2点打になった。村田真ヘッドコーチは「誠司は捕らないと。執念を感じなかった」と指摘した。

 9回には沢村が左足のスパイクをマウンドに引っかけ、三塁ベンチ方向へ暴投。失点した2度目の暴投では、小林が体を使わずミットだけで捕球しにいくなど、安易なミスが続いた。終盤の失点を「ミスと言えばミスかもしれない」と振り返った指揮官は、小笠原から加点できなかったことも敗因に挙げた。

 現状打破に向けた球団トップの動きも、勝利につながらなかった。試合前、老川オーナーが東京Dを緊急訪問し、選手を激励。予定を変更してまで駆けつけた理由を、こう説明した。

 「ファンの皆さんが失望感を持ち始めている。放っておくわけにはいかない。たるんでいるわけじゃないが、ミスが続くと、チーム全体が力が抜けているような印象を持たれる」

 8月31日はクルーズの判断ミス、9月2日は小林誠のクロスプレー回避、そして前日(3日)は大竹寛の投ゴロ悪送球と失敗続き。ミーティングでは声を大にして、ナインに訴えた。

 「ズルズルいっては困る。勢いをつけて臨むことなしにはクライマックスシリーズでの逆転もないだろうから、気合を入れて頑張ってほしい。とにかくファンをがっかりさせないよう頑張ってもらいたい」

 7回には亀井を守備固めで左翼に入れた。1点ビハインドでの沢村登板を含め、最善の起用も実らなかったが由伸監督は「今まで通りやることしか考えてない」。試合後、村田ヘッドは選手を集め「よりいっそう強い気持ちを持ってやろう」と求めた。63年、西鉄が南海に逆転優勝した両リーグ最大ゲーム差逆転は14・5で、広島との差でついに並んだ。残りは20試合。たくましさを取り戻してこそ、日本一への挑戦権がある。(宮脇 央介)

最終更新:9月8日(木)2時12分

スポーツ報知

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