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【小倉2歳S】レーヌミノル「早熟の短距離馬」の図式に当てはまらない圧勝劇

東スポWeb 9月5日(月)21時45分配信

 夏の小倉開催のフィナーレを飾るGIII小倉2歳S(4日=芝1200メートル)は、1番人気のレーヌミノル(牝・本田)が2着ダイイチターミナルに6馬身差をつけて圧勝。戦前は混戦との下馬評もささやかれたが、終わってみれば一頭だけ力が違った完勝劇を振り返り、今後の可能性を探る。

「この馬にはまだまだ可能性がある」

 新馬戦を勝ったときと全く同じ言葉で浜中はレーヌミノルをたたえた。

 スタートを決め、無理なく2番手。ただ逃げたナムラアイドルが早々に失速したことで、4角手前で先頭に立たされる形に。例年よりも時計を要する今夏の小倉では、ここから苦しくなる馬も多く見られたが、そんな心配は杞憂に終わった。後続との差はみるみるうちに広がり、ラスト1ハロンも気合をつけた程度。それでも他馬に詰め寄られることはなかった。

「特に注文のつかない馬で、スタートからゴールまでしっかりと走ってくれました。2歳牝馬でこれほど精神的にどっしりしているのは珍しい。力があることは分かっていたけど、それにしても強かったですね」と浜中。

 新馬戦(小倉)の勝ち時計1分09秒3は上位の一角にすぎない時計だった。しかし、直線で後ろを振り返る余裕を見せていた鞍上の感触は、周囲の評価とはワンランク違っていた。その見立てが正しかったことを1分08秒0走破と大幅に時計を短縮してみせたことで証明した格好だ。

「これからのことを考えると、もう少し我慢する競馬ができたほうが良かったんだけどな。距離? それは延ばしていかないといけないでしょう」と本田調教師。

「小倉2歳S優勝馬=早熟の短距離馬」という定番の図式は確かにあり、3着に九州産馬カシノマストが入ったことで、レースレベルを疑う声が出るかもしれない。だが、まだまだ時計を短縮することも可能と思わせる、圧倒的に余裕のある勝利であったことは覚えておくべきだろう。

 暮れのGI阪神JF(12月11日=阪神芝外1600メートル)を当面の目標に定めたレーヌミノルの可能性に、これからも注目していきたい。

最終更新:9月5日(月)21時45分

東スポWeb

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