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ユーロ圏総合PMI、8月53.3へ下方改定 15年1月以来の低水準

ロイター 9月5日(月)18時23分配信

[ロンドン 5日 ロイター] - マークイットが発表した8月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.9と速報値の53.3から下方改定され、2015年1月以来の低水準となった。

前月は53.2だった。2013年半ば以降、景気判断の分かれ目となる50を上回る状況は続いているが、IHSマークイットの首席ビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「PMI改定値は景気に弾みがついているのではなく、勢いを失いつつあることを示唆している」と指摘した。

8月のインフレ率は0.2%と欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%付近を大きく下回った。またPMIのサブ指数である産出価格指数は49.3と7月の49.8から低下した。

ウィリアムソン氏は「競争が激化する中、インフレ圧力も低下している。今回の結果は、ECBが追加景気刺激策をためらわないとの観測を強める」との見方を示した。

8月のユーロ圏サービス部門PMI改定値は52.8と速報値の53.1から引き下げられ、1年5カ月ぶりの低水準だった6月に並んだ。7月は52.9だった。

企業の期待指数は7月の60.9から60.7へ低下し2014年終盤以来の低水準を記録した。

マークイットによると、8月のPMIからみた第3・四半期のユーロ圏成長率は0.3%となる。

コメルツ銀行のエコノミストは、今年の景気の勢いは失われてきたと指摘。その上で、ECBの政策は望ましい分野の押し上げにつながっていないようで「結局のところ金融政策の限界を示している」と述べた。

*内容を追加しました。

最終更新:9月5日(月)23時2分

ロイター