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香港で「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀の企画展 海防博物館で

みんなの経済新聞ネットワーク 9月5日(月)16時4分配信

 中国最後の皇帝として知られるラストエンペラー、愛新覚羅溥儀が生活で使っていたものを展示する企画展「天子・公民─末代皇帝溥儀(From Son of Heaven to Commoner: Puyi, the Last Emperor of China)」が現在、香港海防博物館(Hong Kong Museum of Coastal Defence、175 Tung Hei Road, Shau Kei Wan、TEL 2569 1500)で開催されている。
(香港経済新聞)
海防博物館では、香港の海と防衛の歴史を紹介、日本関連のものもある。「南華早報(South China Morning Post)」紙より歴史のある「The Hong Kong Telegraph(廃刊)」の1902年1月14日付の新聞などには、三井物産やLane Crawfordの広告を見ることもできるほか、立地が九龍側を望む景色も美しいと評判。

溥儀が生活で使用していたものがそのまま展示される会場

 今回の企画展は、清(しん)朝最後の皇帝で、中国最後の皇帝として有名な愛新覚羅溥儀の生涯で溥儀が生活で使っていたもの73点を展示する。

 香港では「末代皇帝(末帝)」という文字で表現されることが多い溥儀。同展は、生誕110年と、2000年以上続いた帝政の打倒に成功した辛亥(しんがい)革命105周年を記念して開催されている。

 宣統帝と呼ばれた溥儀は1906年2月7日生まれ。2歳10カ月で即位した。その後、清朝がなくなり、紫禁城を追われ、日本の保護を受けて満州国の皇帝になったが、同国も崩壊。ソ連に身柄を拘束され、その後中華人民共和国に引き渡された後、思想の再教育が行われる。1959年に一般人となり北京植物園での庭師として勤務した。

 展示されている即位式に使われた黄色のドレスは、細かな刺しゅうと鮮やかさに当時の清朝の権力のすごさを感じさせる。満州国の執政についた2年後に皇帝に就く溥儀が軍人の石丸志都麿に侍従武官の任を命ずる執政令(満州国執政としての一番最初の執政令)、家庭教師だたスコットランド人のレジナルド・ジョンストンの影響で西洋文化と生活に興味を持っていた溥儀が天津滞在中に所有していたカメラや蓄音機なども展示する。

 ほかにも喫煙用具や日記、生活用品などを展示。1964年の中国人民政治協商会議全国委員の文史資料研究委員会所属のスタッフカードも公開し、帝国主義の激動の歴史に翻弄(ほんろう)され続けた溥儀の歴史が分かる内容になっている。

 開催時間は10時~18時。(10月からは~17時。)木曜=休館。入場無料。2017年2月13日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月9日(金)0時2分

みんなの経済新聞ネットワーク

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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