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たけし、巨泉さんお別れの会で異例のコメント「才能認めてくれた」

スポーツ報知 9月6日(火)6時4分配信

 7月12日に急性呼吸不全で死去した大橋巨泉さん(享年82)のお別れの会「大橋巨泉さんを偲ぶ会」が5日、都内のホテルで行われ、政財界、芸能界などから関係者約800人が出席した。故人についてほとんどコメントすることをしないタレント・ビートたけし(69)は「才能を認めてくれた」と感謝しながら、生前の巨泉さんのエピソードを笑いを交えて披露。たけし流の言葉で故人をしのんだ。

 たけしが、記者と対面し、質問に答える「囲み取材」に応じた。通常は親交の深い人であっても死去した人に対するコメントを出さないポリシーを貫いているたけしにとっては、異例中の異例だ。巨泉さんに対する思いの深さをうかがわせた。

 まずは巨泉さんに対して「才能を認めてくれてありがたかった」と感謝。司会を務めたクイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」(83年開始)でたけしを起用し、文化人的一面を売り出した。「『お前のおかげでテレビのリタイアが何年か遅れて』と言われたこともあった。ありがたいこと」と神妙な表情を見せた。TBS系「ギミア・ぶれいく」(89年開始)でたけしと共演するためにセミリタイアを遅らせたのは有名な話だ。

 さらに「謹慎したり、交通事故起こしたりした時に、巨泉さんに呼ばれて居候して。『いい休みじゃねえか』って気にかけてくれて、本当に優しいんですよね」と告白。「野球の全盛期が長嶋さん、王さんならテレビは巨泉さん。(競馬など)当時ダメだと言われたエンターテインメント文化をテレビ番組として作り上げた人ですから」。11PM、クイズダービーなど数々のヒット番組を作り、テレビ界を開拓してきた故人をしのんだ。

 ただ、しんみりした表情はここまで。たけし流の毒舌がさく裂した。「ワガママだからこらしめてやろうと思って、石坂浩二が巨泉さんが食べようとしていたカニを食ったんだよ。すると(石坂が)下痢になって、翌日のゴルフでウ○○たらしながらプレーして。巨泉さん、ああいう災難には引っかからないんだよな」と妙な感心。「今ごろ『あのバカ、悪口ばっか言いやがって』って言ってるんだろうな。何年か後で、あそこ(天国)行くだろうけど、また一緒にゴルフやるのヤダよ」としかめっ面。

 祭壇は600本の花で埋め尽くされた。たけしは「こんな明るい偲ぶ会なんて久々。ワザとらしく泣かないで、笑いながらここに来られたっていうのは、それだけ巨泉さんが偉大な人だということでしょ」と笑顔で語った。

 たけしは、ちゃめっ気たっぷりに「(悪口を散々言ったから)あぶねーな。上に向かって塩まきながら帰らねぇと何か起きるよ」と言いながら、「いい人生だったと思います。あえて、おめでとうと言わせていただきたい」。ちょっぴり空を見やりながら会場を後にした。

 ◆主な参列者 青木功、うつみ宮土理、王貞治、太田光、海江田万里、ガダルカナル・タカ、衣笠祥雄、久米宏、ケント・ギルバート、ケント・デリカット、河野洋平、小松政夫、五月みどり、関口宏、高橋英樹、竹下景子、田中裕二、谷隼人、辻元清美、徳光和夫、みのもんた、中嶋常幸、なかにし礼、ビートたけし、樋口久子、藤子不二雄A、松金よね子、ラッシャー板前、渡辺真理(50音順、敬称略)

最終更新:9月6日(火)6時4分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。