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【Gファーム情報】3軍のドラ1・桜井の現在地「(理想と)全く、かなりかけ離れています」

スポーツ報知 9月6日(火)15時3分配信

 巨人のドラフト1位・桜井俊貴投手(22)がもがき苦しんでいる。デビュー戦の3月30日のDeNA戦(横浜)で初黒星を喫した翌日に右肘の張りで登録抹消。7月16日のBC富山戦(富山)で実戦復帰し、3軍で7試合に登板したが1勝3敗で防御率は5・97。8月25日の東大戦(東大球場)でも6回11安打7失点と打ち込まれるなど、本来の姿とはほど遠く3軍生活が続いている。ドラ1右腕の苦悩に迫る。

【写真】1日の2軍戦(G球場)でも2回5安打3失点と打ち込まれた桜井

 常にポジティブに前を向いてきた桜井の心も、さすがに沈んだ。東京六大学野球で97年以来37季連続最下位の東大に4回までに大量7失点。1日の2軍戦(G球場)でも2回5安打3失点と打ち込まれた。

 「投げていて、なんかちょっと違うなという状態が続いています。投げてる感覚がよくない。ボールに力が伝わっていない気がします。腕まで感覚が伝わらない。(理想と)全く、かなりかけ離れています」

 3月末に右肘の張りを訴え、1軍の登録を抹消されてから約3か月半後の7月16日に実戦復帰。ここまで実戦7試合に登板も、結果を残せず、開幕ローテの座をつかんだドラ1ルーキーは3軍生活が続いている。

 「正直、モチベーションが上がらないこともありました。だけど、実績もないし、それはしょうがないと自分で受け止めるしかないし、もうこれ以上落ちることはないので、上がっていくしかない。まず、自分の思った球が投げられていない時点でプロで勝負するのは無理なので」

 リハビリ中は走り込みなどで、徹底的に体を鍛え直した。だが、結果に表れない。その復調を阻む原因が、実戦から離れていた3か月間にあったと断言する。

 「3か月も野球をしなかったというのは大きいです。今までにない初めてのことでした。体を強くするという目的で、走り込んだり、体重を増やしたりしたけど、それが今、いい面が出ているのかなと考えると、出ていない。体を全くうまく使えていない。自分のいい状態を忘れてしまったか、体が変わってしまったかどちらかですね…。3か月で失ったものが戻ってこないです」

 入団前は79キロだった体重が86・5キロになり、瞬発力もついたことを実感している。30メートル走のタイムでは4秒18で3軍投手トップのタイムを計測。チーム屈指の俊足・立岡にも0・1秒差に迫るほどだ。今後、好転する可能性を信じている。

 「下半身は大きくなったし、一瞬の力は出るようになりました。体は良くなっているはずです。だから感覚が合えば、良くなる。けがする前より良くなって復帰するのが上に行けるようにやっているので」

 これまでの道のりに後悔はない。そして、残り1か月となった今季中の1軍復帰も狙っている。

 「自分でやってきたことなのでそれはそれでいいと思っている。今はまだ、(1軍を)諦めていません。どこかで、なにかひとつつかむことができれば、いけるかなとは思います」

 1軍へはまずは3軍で結果を残し、2軍に昇格し、さらにアピールが必要。まだ高いハードルが待ちかまえている。それでも、後ろを振り返ることなく、力強い言葉で締めくくるのは桜井らしかった。

最終更新:9月6日(火)19時58分

スポーツ報知

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