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明治座沸かす名演技 中津川市で加子母歌舞伎公演

岐阜新聞Web 9月5日(月)8時56分配信

 岐阜県中津川市加子母の明治座で4日、加子母歌舞伎保存会(岡隆彦会長)による「第44回加子母歌舞伎公演」が開かれ、子どもから大人まで素人役者の名演技が、約600人の観衆を沸かせた。
 明治座は1894年に村民が建てた木造の芝居小屋。昨年度、平成の大改修が完了し、創建当時の板葺(ぶ)き屋根が復元された。地歌舞伎の公演は、テレビの普及などにより一時衰退したが、明治座が県重要有形民俗文化財に指定されたことを契機に保存会ができ、1973年から毎年9月に開いている。
 保存会の役者や地元の小中学生、教員ら約30人が、振付師の松本団女さん=瑞浪市=らの指導で稽古を重ね、舞踊や口上を含め5題を上演した。武蔵野美術大OBが大道具を担当した。
 保存会員は、2006年の故中村勘三郎さんの襲名披露公演でも上演された「義経千本桜三段目 すしや」を披露。小中学生は「蟇妖術瀧夜叉姫(がまようじゅつたきやしゃひめ) 筑波山岩屋の場」を堂々と演じ、客席からおひねりが盛んに飛んでいた。

岐阜新聞社

最終更新:9月5日(月)9時27分

岐阜新聞Web