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《秋季関東高校野球大会群馬県予選》前回センバツ桐生第一が初戦敗退 中之条が競り勝つ

上毛新聞 9月5日(月)6時0分配信

 高校野球の第69回秋季関東地区大会県予選第2日は4日、上毛新聞敷島など3球場で1回戦6試合が行われた。

 中之条はシード桐生第一との競り合いを制し、前橋商は館林に八回コールド勝ち。このほか渋川、藤岡中央、渋川青翠、高崎商が2回戦へ駒を進めた。

 第3日は6日、同球場など5球場で1回戦の残り10試合が行われる。

《4日の結果》

 ▽1回戦
中之条 10―7 桐生第一
渋 川 7―0 高崎北
前橋商 10―1 館 林
藤岡中央 12―0 明和県央
渋川青翠 7―0 伊勢崎興陽
高崎商 2―1 西邑楽

《4日の試合から》中之条 20安打大爆発 桐生第一に10-7

 ▽1回戦
中之条
 000 041 005―10
 010 101 103―7
桐生第一

 ○…中之条が20安打を放ち打撃戦を制した。2点を追う五回、5連続長短打で4点を挙げ逆転すると、六回にも1点を追加。九回には宮崎の2点適時打と湯本幸の左越え3ランで5点を加えて突き放した。

 桐生第一は11安打を放つも18残塁。最終回、鏑木の適時打などで追い上げたが、及ばなかった。

◎打力向上 メンタル強く…中之条が躍動

 中之条が20安打10得点の猛攻でシード桐生第一を撃破した。先発全員安打で得点を重ね、桐一の9年連続の秋初戦突破を阻止。小磯浩孝監督は「負けを恐れず思い切りよくプレーできた」と振り返った。

 夏の大会後は打者から4メートルの位置にピッチングマシンを設置して打撃を強化。速球に目を慣らしたことで変化球への対応力も上がり、この日の打線爆発につながったという。

 打力の向上は、同時に精神面も強くしたようだ。2点を追う五回、無死一塁からバントミスで自ら反撃の芽を摘みかけたが、意に介さずそこから連打で満塁に。打席が巡った岩渕歩夢は「ここが一番のチャンス。自分でかえすしかない」とレフト前に同点打を放つと、続く安斉優太主将が「強気で打った」打球は左中間を大きく破り、勝ち越しの2点二塁打となった。

 打線に呼応して守備も躍動。六回、先発岩渕が鋭い投直を右腕に受けながらもアウトにして気迫を見せれば、2点差に詰め寄られてなお続く2死一、二塁の場面で、左翼小林市臣が浅い飛球をスライディングキャッチ。「勝負しにいった」という好判断でピンチを切り抜けた。

 とどめは初回早々に三盗を決めた強心臓の湯本幸紀。最終回、値千金のダメ押し3ランでこの日5打数5安打とした好打者は「リラックスして、単打を狙って打っただけ」と言ってのけた。

 価値ある勝利で自信を深めたナイン。安斉主将は「まずはベスト8を狙っていく」と力を込める。秋春夏と初戦負けした3年生の借りを返すべく、中之条が好発進した。(和泉皓也)

最終更新:9月5日(月)10時56分

上毛新聞