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「おそ松」効果、驚いた 佐賀の「さが松り」に2万人

qBiz 西日本新聞経済電子版 9月5日(月)11時41分配信

 アニメ「おそ松さん」と国の特別名勝「虹の松原」にちなんで佐賀県が8月28日までの約1カ月間、同県唐津市で開いた観光イベント「さが松り」の来訪者が2万人を上回り、当初予想の2倍を超えた。飲食店や観光関係者も「おそ松効果」に驚きの声を上げた。

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 県広報広聴課によると、メイン会場となった唐津市京町の京町商店街内に設置した物産所「さが松マート」には期間中2万926人が来場。1万人を想定した計画で準備していたため、整理券配布や入場制限などの対応に追われた。関東や東北など遠方からの観光客や、期間中10回以上来たというリピーターもいたという。京町商店街事務所の萩尾勝理事長(57)は「商店街にどっと若者が訪れてにぎわった。今までにない光景」と喜んだ。

 魚介類など特産品のコラボメニューを提供した同市紺屋町の飲食店「天狗茶屋」では、8月の売り上げが例年より40%ほど増加。店長の岩田泰明さん(54)は「若い女性がたくさん来て圧倒された。普段の夏とは違いました」と笑顔を見せた。市内のホテルで唯一、名前に「松」がつく「虹の松原ホテル」はスタンプラリーで巡る要所の一つとなり、客室もロビーもおそ松さん目当ての人々であふれた。支配人の宮原徹さん(73)は「アニメをきっかけに唐津市やホテルの魅力を知ってもらえれば、顧客の新規開拓につながる」と手応えを感じた様子だった。

 県広報広聴課の中島いずみ副主査は「『松』つながりの企画に多くの人が反応して効果が出た。知名度の向上を今後の観光振興に生かせれば」と話した。

西日本新聞社

最終更新:9月5日(月)11時41分

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