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木星の恐るべき巨大オーロラや北極地域、探査機ジュノーが初撮影に成功

sorae.jp 9/5(月) 9:00配信

今年7月に木星に投入され、軌道上の周回をはじめたNASAの木星探査機「ジュノー」。そのジュノーの各種観測機器が稼働を開始し、木星の極軌道を周回しながら撮影した初となる木星の近接画像が地球へと送り届けられています。
 
まず上の画像は、木星の南極で撮影された巨大オーロラです。この画像はジュノーの赤外線オーロラマッピング装置(JIRAM)で水素イオンの活動を撮影したため、このような赤いイメージとして表示されています。木星には地球より大きな巨大オーロラが発生することが知られていますが、赤外線による赤いイメージも相まってすさまじい迫力です。
 
現在ジュノーは木星の2,500マイル(4,000キロメートル)上空を飛行し、8つの科学観測装置で木星を観測しています。また、そのデーターの送信には1日半もかかるのです。

そして、こちらはジュノーの北極側をとらえた画像です。この画像はジュノーに搭載された光学観測カメラ「JunoCam」にて撮影されました。
 
ジュノー探査で主任研究員を務めているScott Bolton氏は、「初となる木星の北極の観測は、私達の想像を超えたものでした。そこは他の地域よりも青みがかり、そして数多くの嵐が観測できたのです」と語っています。また雲には影が存在しており、これらの雲は高い高度にあることも予測されています。

さらにジュノーに搭載されたマイクロ波放射計「Waves」では、木星からの不気味な電波の放射を捉えています。この動画はとらえた電波を可聴域の音声に変換したものですが、木星からこのような電波が発信されていると思うと、なんとも不思議な気分です。(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=slE2i0O0pDY)
 
2011年8月に打ち上げられ17億マイル(約27億キロ)を旅して木星にたどり着いたジュノーですが、今後は木星を35回周回しながらさまざまな観測を行います。その内容は今回のようなカメラによる撮影だけでなく、磁気や重力場に関する観測も含まれるのです。
 
これまで身近でありながらなかなか詳細な観測ができなかった木星ですが、今後ジュノーが送り届けてくれるデータを楽しみに待ちたいですね!

最終更新:9/5(月) 9:00

sorae.jp