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日本 宿敵の米国破り6大会ぶりV 女子ソフト 2016 JAPAN CUP

上毛新聞 9月5日(月)6時0分配信

 ソフトボール女子の「2016 JAPAN CUP」最終日は4日、高崎城南球場で決勝が行われ、日本は7月の世界選手権を制した米国に9-1で五回コールド勝ちし、2020年東京五輪の追加種目に決まって初の国際大会を制した。日本の優勝は、05年以来6大会ぶり2度目。打線は序盤に好機を逃さず得点を重ね、先発藤田倭(太陽誘電)と五回に登板した上野由岐子(ビックカメラ高崎)が2安打1失点に抑えた。3位決定戦では、オーストラリアが台湾を4-1で破った。

 ▽決勝
米 国
 010 00―1
 421 02x―9
日 本
(五回規定によりコールドゲーム)
(米)ムーア、トレイナ、バーンヒル-ムンロ、ハルステッド
(日)藤田、上野-佐藤、我妻
▽本塁打 スポールディング(米)山田、河野(日)
(日本は6大会ぶり2度目の優勝)

 ○…投打のかみ合った日本が大勝した。初回に相手の立ち上がりを突いて4点を先制。二、五回の山田恵里(日立)と河野美里(太陽誘電)の2ランを含む8安打で圧倒した。

 先発藤田は二回にソロを浴びたが被安打2と粘り、継投の上野は四球で走者を許したが、併殺と三振で1回を無失点で締めた。

◎ライバル相手にコールド勝ち 東京五輪へ手応え

 日本は強かった。試合後の福田五志監督も「全てがうまくいったね」と開口一番。これまでの3試合は守備でのミスが目立ったが、決勝は無失策。それ以上に、光ったのは8安打9得点の打線だった。

 1次リーグの対戦ではソロ2本を放ちながら、3ランを浴びて敗れた。つながらなかった打線の反省から、決勝では打順を工夫。投手層が厚く、打者の特徴に合わせてこまめに継投する米国に対し、左右の打者を交互に並べて臨んだ。

 さっそく初回から打線はつながった。制球が乱れ気味の相手投手から2四球を選ぶと、3番長崎望未(トヨタ自動車)の右中間二塁打と暴投で2点。4番山本優(ビックカメラ高崎)も「昨日と同じ負けはしたくない」と気迫の適時二塁打で続いた。勢いに乗った打線は二、五回に走者を置いて本塁打。効率良く攻め、残塁はたったの4だった。

 バッテリーも打線に助けられた。捕手の佐藤みなみ(太陽誘電)は「点差があったから、いつもはできないことにも挑戦できた」と配球の幅を広げた。先発藤田の得意な内角の落ちる球は狙われていたため、一発のリスクがある高めのコースもあえて使いながら、打者を翻弄(ほんろう)した。

 これまで何度も世界一を争ってきた因縁のライバルにコールド勝ち。勝利投手の藤田は「今後につながる試合ができた。素直にうれしい」と確かな手応えを得た。日本は幸先良く、2020年東京五輪の金メダルへ向けて走り出した。(越谷奈都美)

最終更新:9月5日(月)6時0分

上毛新聞