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プールで倒れた男性救助、川口の消防署が監視員に感謝 2度目の救助

埼玉新聞 9月5日(月)10時33分配信

 埼玉県の川口市の南消防署(加藤秀三署長)は、同市朝日4丁目の市立プール「サンアール朝日」の監視員、坪谷あさみさんに、プールサイドで倒れた男性(68)に救命措置を行ったとして、感謝状を贈った。坪谷さんが水泳客の命を救ったのは2度目という。

 南消防署によると、7月21日午後7時25分ごろ、プールサイドで準備体操をしていた男性(68)が倒れた。坪谷さんは同僚監視員に119番を頼み、男性に駆け寄った。「大丈夫ですか」と声を掛けても返事がなかったため、心肺停止状態と判断。男性の胸骨を圧迫する救命措置を行った。

 救急隊員が到着したとき、男性の呼吸は止まり、心臓は弱く動いていた。坪谷さんから引き継いだ救急隊員らが酸素吸入や気管確保などを行い、病院に運ばれた男性は一命を取り留めた。

 「バタンという大きな音がして駆け寄ると、男性が倒れていた。耳元で声を掛けたが反応がなかった。唇が見る間に青くなっているのを見て、これは危ないと判断した」と坪谷さんは振り返る。

 坪谷さんは昨年11月10日にも、プールにうつぶせで浮いていた女性(72)にも救命措置を行った。女性の呼吸は止まっていたが、胸骨圧迫を行ったところ、女性は息を吹き返し、一命を取り留めた。

 坪谷さんは同プールの運営を委託されている日本環境マネジメント社のパート従業員。「仲間と連携して、お客さんの健康管理や安全管理に責任を持つ仕事。今度の人命救助も自分一人ではなく、みんなの協力があってできたこと」と話していた。

最終更新:9月5日(月)10時33分

埼玉新聞