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地質学から火星を解き明かす探査機「インサイト」、2018年春の打ち上げが正式決定

sorae.jp 9/5(月) 11:00配信

NASAが2016年の打ち上げを計画していた、火星探査機「インサイト」。火星の地質学的調査を行うことが期待されていた同探査機ですが、今回2016年3月だった打ち上げ予定が変更され2018年の春に打ち上げられることが、NASAによって発表されました。
 
インサイトは地震計や熱伝導に関する観測機を搭載し、火星の調査を行うことで太陽系の惑星についてさまざまな理解を得ることが期待されています。しかし科学観測機器のトラブルのため、打ち上げが延長されることが以前にも発表されていたのです。
 
現在NASAのジェット推進研究所では、観測機器のトラブルの解決にあたっています。これにより、6億7500万ドル(約700億円)というインサイトの予算に1億5380万ドル(約160億円)が追加されることになりました。また、2年という打ち上げ期間の延長は地球と火星が近づくタイミングを考慮したものです。
 
インサイトは火星に到達後、火星で1年間(地球での687日間)滞在し続けます。NASAの惑星科学部門のディレクターを務めるJim Green氏は、「インサイトの2018年への打ち上げ延長は、科学的観点から見ればベストな選択肢でしょう」と語っています。
 
現在火星ではNASAの探査車「キュリオシティ」が活動しているだけでなく、ESA(欧州宇宙機関)とロシアも火星探査ミッション「エクソマーズ」として2016年に探査機の打ち上げに成功、さらに2018年には探査車の打ち上げを計画しています。さらに、2020年にはNASAの新型探査車「Mars 2020」も打ち上げられます。これらの盛んな火星探査により、地球の隣の赤い惑星への理解はさらに深まることでしょう。

最終更新:9/5(月) 11:00

sorae.jp

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