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日立金属、中国でネオジム磁石製造。合弁会社設立

鉄鋼新聞 9/5(月) 6:00配信

 日立金属は2日、ネオジム磁石の中国製造・販売合弁を1日に設立したと発表した。新会社は「日立金属三環磁材(南通)」。中国市場においてネオジム磁石の原材料調達から製造、販売まで年間生産2千トン規模での一貫生産体制を構築する。2017年度から年産1千トン規模の設備体制で量産を開始し、需要動向を見ながら早期の能力拡大を目指す。18年度の売上高目標は約100億円。許認可手続きの関係で設立、稼働時期が当初予定より数カ月遅れたが、17年度初からいよいよ本稼働入りする。

 日立金属は1日に熱延用ロール合弁、宝鋼日立金属ロール(南通)の生産を打ち切ったばかり。中長期の成長が見込める分野に経営資源を集中するポートフォリオの見直しは今後も継続する。
 日立金属はネオジム磁石の世界首位。新会社は中国最大手の北京中科三環高技術(以下、中科三環)との合弁で、出資比率は日立金属51%、中科三環49%。資本金は4億5千万元(約94億円)、本社は江蘇省南通市啓東市で、社長は赤田良治日立金属執行役磁性材料カンパニープレジデントが兼任する。
 ネオジム磁石は世界的に需要拡大が見込まれ、中国では電気自動車、ハイブリッド自動車など幅広い分野の需要拡大が見込まれる。日立金属はグローバルな成長戦略の一環で、中国における現地生産体制の確立を必要としていた。
 中科三環は日立金属と古くからライセンス契約を結び、高い技術力と供給実績を持ち、欧米市場への展開も図っている。自社の経営資源を合弁会社に提供することで、中国最大手としての基盤をより強固にすることが可能となる。

最終更新:9/5(月) 6:00

鉄鋼新聞