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飛躍を確信、X4のYUYA「ライブが自分を100%出し切れる場所」/ライブレポート

MusicVoice 9/5(月) 17:40配信

 YUYA(松下優也)擁するダンスボーカルグループのX4が26日、全国ツアー『X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-』のファイナル公演を東京・Zepp Tokyoでおこなった。YUYAが10月からのNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のキャストとして選ばれた事が先日発表され、話題を集めるX4。7月よりスタートし、日本各所全21公演中19公演をおこなってきた(横浜での1公演は中止)全国ツアーは、最終公演でその集大成を見せ、華々しいラストショーでツアーを締めくくった。

【写真】ライブ写真

■格段に進化したダンスアクション

 鮮やかなフラッシュとともにZeppに出現したX4のメンバー。白の衣装で統一した彼らは、アルバム『Funk,Dunk,Punk』の表題曲から華麗なダンスを魅せた。先のツアー『X4 LIVE TOUR 2016 -Party Up!!-』は、新メンバーのSHOTAとJUKIYAを迎えての初のライブツアーだった。そこから数々、各地ステージでアグレッシブなショーを披露してきた新生X4。格段にシンクロ率がアップしたダンスは一瞬でフロアを湧かせた。

 個性がビビッドに映える5人のメンバーに当てられる何色もの光とレーザーは、彼らのキャラクターとステージングを何倍にも増幅させ、イントロダクションからの4曲はダンス・アクション・パフォーマンスで会場の熱気を上昇させた。

 MCではYUYAが今回のファイナル公演に対し、「前回のツアーと合わせてのラストと感じる」と語り、さらに「今日は本当にラストなのでみんなで楽しみましょう!」とファンに伝え、最終公演を心置きなく楽しむよう、煽った。そしてステージはダンスメインからボーカルメインのセクションに突入。

■「You」から「Pride」へ、華やかに聴かせるボーカル

 新生X4の五重奏の贅沢なハーモニーがフロア中に響き渡る。ソロパートではYUYA、KODAIがしっとりと歌い上げ、T-MAXはハスキーに渋めな歌唱を聴かせる。丁寧に艶っぽくボーカルをとるSHOTA。新曲「You」では、メンバーの個性をボーカルでじっくりと聴かせた。

 完全無音の状態から始まった「DISTANCE」ではKODAIのアカペラの歌声が会場を包んだ。ブレスまではっきりと聴こえるアカペラに息を飲むオーディエンス。ゆっくりと、寄り添うように、メンバーがボーカルを重ねて徐々に楽曲が完成されていく「DISTANCE」は、1つの物語のような情景を映し出すようだった。

 そして、YUYAのアカペラから始まったのは「obsession」。バックサウンド一切なしの厳かなゴスペルが響き、次第に走るダウンビートから妖艶なダンスへと展開する。この時点でダンス、歌唱、ソロ回しと、様々なアプローチを魅せるX4。常にオーディエンスを飽きさせない、X4のエンターテイメントショーへの真摯な姿勢がうかがえる。

 アコースティックギターの音色を背にYUYAが優しく歌う「薬指」では、撫でるようなファルセットのKODAIのコーラスがとても印象的だった。次曲では、T-MAXが「俺のターン」と言わんばかりのHIP HOPナンバー「欲望」で、一気に会場のテンションを上げた。

 続くMCでは「You」の振り付けをT-MAXが担当したとSHOTAが明かし、T-MAXは振り付けに対する想いを何とも味のある口調の“T-MAX節”で意気揚々と語った。そして「欲望」は、KODAIが人生初の振り付け担当であった事を告白。「初めてだったので不安だったけど、楽しかった!」と爽快な表情で語った。

 そしてYUYAは新曲「Pride」披露前に「心を込めて歌います……」と言葉を添えた。“ウェディングソングを作って欲しい”という声に応えたという同曲を、じっくり聴かせるように、華やかに歌い上げた。

■「20公演分のパワーをぶつけようと思っている」

 X4ライブではお馴染みの「FIRE」が始まる。タイトルをコール&レスポンスする一体感はX4ライブでの絶妙なフックとなっているようだ。アップテンポとミドルテンポの中間のテンションで「Killing Me」へと繋いだ。

 X4の鼓動のような4つ打ちハウスビートの「Killing Me」から、会場を揺さぶるエレクトロヘヴィサウンドの「Bang A Gong」、七色の光に包まれて爆発する「#musicoverdose」を立て続けに披露。

 そして最後は「Rainbow Road」で、X4全国ツアー『X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-』本編は幕を閉じた。

■ぬかりなしのタップリMCタイム、怒濤のアンコールでフィニッシュ

 アンコールステージでは新たなオレンジカラーのX4 T-シャツに着替えたメンバーがメロウなソウルナンバー「Little Longer」を披露。伝統ソウルミュージックのような旋律が肝のメランコリックと楽しげな空気を兼ね備えた良曲だ。

 最後のMCでは、あらかじめKODAIが腹を据えて喋るため「座ってな!」と興奮冷めやらぬオーディエンスを着席させた。“サウナでのJUKIYA伝説”や“SHOTAの泳げない話”などツアー先でのエピソードを面白おかしく話し、オーディエンスを楽しませた。

 X4全国ツアー『X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-』ファイナル公演。最後はメンバー各々のメッセージが伝えられ、「ライブが自分を100%出し切れる場所。みんなと一緒に上に上がって行きたいので、これからもよろしくお願いします!」というYUYAの言葉で締めくくられた。

 そして、ロングツアーの終了を惜しまれつつ、最終曲「Future,Super Duper,Nova」で会場一体となって踊り、X4全国ツアー『X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-』ファイナル公演は華々しく幕を閉じた。新体制となってから2度のツアーを終え、これから更なる飛躍を確信させるようなステージだった。(取材・平吉賢治)

■セットリスト

『X4 LIVE TOUR 2016-Funk,Dunk,Punk-』

2016年8月26日Zepp Tokyo公演 
01.Funk,Dunk,Punk
02.Dive into your love
03.Party Up!!
04.声にしたなら
05.YOU
06.DISTANCE
07.Heaven
08.obsession
09.薬指
10.欲望
11.Pride
12.FIRE
13.Killing Me
14.Bang A Gong
15.#musicoverdose -X4 ver.-
16.Rainbow Road

アンコール
17.Little Longer
18.LOVE COST
19.Future,Super Duper,Nova

■ライブ情報

X4主催ライブイべント『HEAVY RHYTHM 2016』

9月2日(金) 心斎橋 FANJ twice(大阪)
9月5日(月) 代官山 UNIT(東京)
9月29日(木) 福岡 INSA(福岡)
10月3日(月) 名古屋 ell.FITSALL(愛知)
10月4日(火) 柏PALOOZA(千葉)
10月5日(水) 仙台MACANA(宮城)
10月6日(木) 神戸SLOPE(兵庫)

『HEAVY RHYTHM 2016 -KODAI(X4)Solo Live-』

9月21日(水) 梅田 AKASO(大阪)
9月23日(金) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE(東京)

最終更新:9/6(火) 1:50

MusicVoice