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白内障のレーザー手術について

山陽新聞デジタル 9月5日(月)11時32分配信

高精度な切開、眼球の負担減 高畠西眼科 高畠隆院長

 高齢になるとともに、罹患(りかん)者が増える白内障。かつて白内障手術といえば、目が見えなくなって行う最終手段というイメージがあった。しかし手術技術の進歩、質の良い眼内レンズ開発により、現在は、生活の質を高めるための前向きな治療となっている。中四国地方初となるレーザー白内障手術機器を導入した高畠西眼科では、院長の高畠を中心に、通常の手術に加え、より精度の高い手術を積極的に行っている。

 白内障は、眼球内でレンズの役目を果たす水晶体のタンパク質が、さまざまな原因で変性して濁り、視力が低下する。加齢が原因のケースが最も多く、50代以上ではほとんどの人に軽度の症状がある。アトピー性皮膚炎や糖尿病などの合併症、風疹などによる先天性の原因でも発症。目がかすみ、光が乱反射してまぶしく感じるなどの自覚症状が出る。

 通常の手術は、点眼薬で局所麻酔をした後、角膜をメスで切開しピンセットを挿入。水晶体の袋の前面前〓(のう)をつまみ、直径5ミリ程度の円形にはぎとる。超音波機器で濁った水晶体を細かく砕いて吸引し、アクリル樹脂製の眼内レンズ(直径6ミリ程度)を挿入する。

 最も難しいのは、前〓を円形に切り取る部分。レンズの性能を最大限に生かすには、瞳の中心にコンパスで描いたような真円に近い穴を開ける必要がある。だが熟練の眼科医でも、手作業で正確な位置に真円を切り取ることは難しい。さらに高齢になるほど水晶体は硬く、超音波では砕くのに時間がかかる。時間が長いと眼球組織への負担が大きく、感染症のリスクも高まる。

 これらの難点を補い、高精度な結果を得られるのがレーザー手術だ。水晶体の形状を立体的に読み取りながら、レーザー照射で前〓の最適な位置を真円に切開し、水晶体を一気に細かく分割。超音波で砕く必要がなくなるため、眼球への負担が大幅に減る。この技術を求め、県内外、さらには国外からも患者が訪れる。

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最終更新:9月5日(月)11時43分

山陽新聞デジタル