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【MLB】好左腕KOしたイチローに敵将脱帽、敵地メディアも「これぞ殿堂入りする打撃」

Full-Count 9月5日(月)14時56分配信

2試合連続のマルチ安打、敗戦の中で存在感見せたイチロー

 マーリンズのイチロー外野手が4日(日本時間5日)の敵地インディアンス戦で2試合連続となるマルチヒットを放つ活躍を見せた。3-3の同点で迎えた9回に一時勝ち越しとなるタイムリー二塁打もマーク。試合は9回裏に2点差を逆転され、5-6のサヨナラ負けを喫したが、リーグ屈指の救援左腕アンドリュー・ミラーをマウンドから引きずり下ろした打撃が敵将や敵地メディアから称賛されている。

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 この日、イチローの最大の見せ場は5打席目にやってきた。9回無死二塁の好機で、今季途中にヤンキースからトレードで加入したミラーと対峙。初球はバントを試みるも失敗。しかし、2ストライクと追い込まれてから真骨頂を見せた。

 際どいボールをファウルで粘るベテランに、敵地で試合を中継した「FOXスポーツ・オハイオ」の実況はそのバットを気にする所作に注目。「今のイチローを見れば、多くの選手が黒いバットを好んで使う理由がわかります。ファウルを打った後、正確にどこの部分でコンタクトしたのか確認できるわけです。時に参考にできるポイントにもなります」とレポートした。

 解説を務めたインディアンスOBのリック・マニング氏も「彼は2ストライクに追い込まれていますが、すごくいい打席を見せています。バントは上手くいきませんでしたが、ファウルでしのいでいます。(捕手の)ペレスはマウンドに行こうとしていますね」と分析。するとイチローはミラーの投じた7球目を捉え、ライトへはじき返し、勝ち越し点をもたらした。

フランコーナ監督も脱帽「とてもいい球を投じたと思うが…」

 この一打に、マニング氏は「素晴らしい。 彼が好む外角低めの遅い変化球を狙いました。(ミラーの変化球を)十分に見ていましたので、これは見逃しませんでした。連続ヒットです」と解説。実況も「今季のミラーのような活躍を見せているピッチャー相手に、これぞ殿堂入りする選手のバッティングですね」と続け、左腕を降板に追い込んだ打撃を称賛した。

 また、インディアンスの公式サイトでは、テリー・フランコーナ監督がイチローの勝ち越し打に脱帽。「ミラーは実際のところとてもいい球をスズキに投じたと思うが、捉えられてしまった。そういったことも起こりえるということだ」と語った。また、9回裏に右翼へサヨナラ打を放ったチゼンホールは打球に追いすがるベテラン外野手を気にしていたようで、「イチローはいまだにいい守備をするからね。打球の本当に近くまで迫っていた。ただただ祈る心境だったよ」と語っている。

 試合前の時点で7勝1敗12セーブ、20ホールド、防御率1.34のミラーを攻略するなど2試合連続のマルチ安打で歴代3017安打としたイチロー。この日は5打数2安打1得点1打点で打率.294となった。プレーオフ進出を争うチームは痛恨の逆転負けで3連敗、借金生活に突入してしまったが、その打撃は敵地で称賛を浴びている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9月5日(月)18時35分

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。