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映像つくり日本語学ぶ 外国人市民、取り組み開始

カナロコ by 神奈川新聞 9月5日(月)9時0分配信

 自分の思いを日本語ナレーションで入れた映像作品づくりを通じ、外国人市民が日本語を学ぶ教育プログラムが4日、川崎市中原区の市国際交流協会で始まった。米国生まれのデジタル・ストーリー・テリングと呼ばれる手法を使った試みで約20人が参加した。

 日本で暮らし始めた外国人が、仕事や日常会話以外で自らの思いを日本語で表現する機会が少ないが、作品づくりを通じ伝える力を高めてもらう。日本人ボランティアが制作に協力し、上映会も開くことで地域社会の外国人に対する理解を深める効果も期待している。

 幸市民館(同市幸区)で3年前から始まり、今年から同協会やNPO法人教育活動総合サポートセンターなどの共催で開くことになった。参加者はテーマを選び日本語で作文。自ら音読して写真を付け、11月下旬までに1本の作品にする。

 この日は中国や韓国、ベトナムなどの出身者や中国残留孤児の帰国者らが顔合わせし自己紹介。過去の映像作品を上映。中国広州出身の張(ちょう)子樺(しか)さん(58)が育児期に日本人の仲間とつくった子育てグループを取り上げた「大切な仲間」という作品も上映された。

 張さんは「以前は日常会話はできても思いを作文する力はなかった。作品を制作しながら言葉や文章をどうつなぐか教えてもらった。心の中にある考えをしっかり伝えられるようにもなった」とその効果を話していた。

最終更新:9月5日(月)9時0分

カナロコ by 神奈川新聞