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歴史的建築物の活用を 鎌倉市が条例案提出へ

カナロコ by 神奈川新聞 9月5日(月)18時0分配信

 歴史的建築物の保存活用を促すため鎌倉市は、国や県、市が文化財として登録・指定した建築物などを対象に、建築基準法の適用を独自に除外する手続きを定めた条例案を市議会9月定例会(7日開会)に提出する。代替的な手法を用いて建築物の安全性を確保し、柔軟に保存活用できるようにする。

 条例案では、保存活用を希望する建物所有者が市へ保存活用計画を提出。計画には、歴史的価値を保ちつつ安全性が確保できる工法や維持管理の方法を示す。市は計画を検証し、建築審査会の同意を得た上で同法の適用を外す。

 歴史的建造物の多くは同法制定(1950年)以前に建てられたり、新耐震基準(81年施行)を満たしていなかったりしているため、耐震性や防火性などの問題から、保存や活用を断念せざるを得ないケースがあった。

 市建築指導課によると、同様の条例は京都市や福岡市、埼玉県川越市などで制定され、町家の保存活用などに生かされているという。

最終更新:9月5日(月)18時0分

カナロコ by 神奈川新聞