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最高水準のがん治療提供 県立中央病院、先端医療棟が完成

北日本新聞 9/5(月) 0:39配信

 県立中央病院(富山市西長江)に、最新鋭の医療機器などを備える「先端医療棟」が完成した。国内最高水準のがん医療を提供するほか、大規模災害など緊急時の医療体制を強化するのが目的。北陸初の特定集中治療室(スーパーICU)や、患者の身体的な負担を減らす低侵襲(ていしんしゅう)手術センターなどで構成し、12日から順次稼働させる。

 鉄骨4階建てで、延べ床面積約7500平方メートル。建設に約43億円、機器整備に約34億円をかけた。

 4階の低侵襲手術センターに、ロボットアームで手術できる設備を取り入れたほか、外科とカテーテル治療を同時に行えるハイブリッド手術室を設けた。

 3階の高度集中治療センターにスーパーICUが入り、重症外傷患者に対応する。2階に、早期がんを治療する内視鏡センターを配置。1階の高度画像診断センターに、臨床現場では最新のMRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)を導入した。

 完工式が4日、同病院で行われ、国会議員や県議、公的病院の院長ら約100人が出席。石井隆一知事があいさつし、宮腰光寛衆院議員、大野久芳県議会議長、馬瀬大助県医師会長が祝辞を述べた。

 野田八嗣院長が経過報告の中で、中央診療棟を改修してがんの化学療法を中心とした通院治療室などを新設することを説明し、「さらなる医療の質の向上と地域連携を図っていきたい」と述べた。

 藤田保健衛生大学病院の宇山一朗教授が記念講演した。

北日本新聞社

最終更新:9/5(月) 15:56

北日本新聞