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「五箇山ぼべら」収穫2倍 上平で集荷

北日本新聞 9/5(月) 23:05配信

 南砺市五箇山地方の合掌造り家屋で使い古されたカヤを畑に敷いて育てたカボチャ「五箇山ぼべら」が集荷され、5日に同市新屋(上平)の五箇山農業公社倉庫・作業所で選別作業が始まった。取り組みを始めてから3年目の今年は、昨年より2倍以上の収穫を見込む。販路拡大により、「茅場(かやば)」と呼ばれるカヤ育成地の保全や、自前でのカヤ調達につなげる。

 「ぼべら」は、五箇山地方の方言でカボチャを意味する。ラグビーボールのような形で、ほくほくした食感や強めの甘みが特徴だ。使い古しのカヤを畑に敷く農法は、五箇山地方の昔ながらの手法で、雑草や病害の防止、土壌改良に効果があるとされる。

 茅場の保全に取り組んできた合掌の森再生協議会の働き掛けにより、2014年から南砺市楮(上平)で、この農法によるカボチャ作りに着手。楮以外の農家や五箇山農業公社にも取り組みが拡大してきた。

 収穫量は昨年の約1トンに対し、今年は2・5トンほどを見込む。世界遺産の五箇山合掌造り集落と結び付いたブランドイメージや、集落保全にもつながる社会貢献としての意味合いに関心が寄せられ、県内料理店やホテルのほか、全国チェーンの大手スーパーからも注文が届いている。

 同協議会副会長で、楮での栽培に取り組んできた東田幸雄さん(75)は「どんどん生産量を増やしたい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:9/5(月) 23:05

北日本新聞