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「金」川井、石川の誇り 県民栄誉賞を贈呈、350人が祝福

北國新聞社 9月5日(月)2時38分配信

 リオデジャネイロ五輪のレスリング女子63キロ級で金メダルを獲得した津幡町出身の川井梨紗子選手(21)=至学館大4年=への石川県民栄誉賞の贈呈式は4日、県庁で行われ、谷本正憲知事らが栄誉をたたえた。川井選手は「4年後の東京五輪でも金メダルを取りたい」と述べ、連覇を目指す決意を示した。

 金メダルを首に掛けた川井選手が県庁に到着すると、出迎えた県民約350人が「おめでとう」の声を掛け、大きな拍手で祝福した。

 贈呈式では、谷本知事が県民栄誉賞の賞状と副賞50万円、赤富士と3羽の鶴が描かれた輪島塗パネルを手渡した。川井選手はパネルの重さに驚き、笑顔を見せた。谷本知事は「今回の快挙は石川の誇りだ。レスリング界のみならず、石川の子どもたちの大きな励みとなった」と称賛した。

 川井選手は「ここまで長い道のりだった」と振り返り、階級を63キロ級に上げたことで「(五輪4連覇を果たした58キロ級の)伊調馨選手から逃げたと思われたのが一番つらかった」と語った。

 今後は伊調選手がいる58キロ級に階級を変更し、五輪後初の大会となる12月の全日本選手権に出場する予定で、「伊調選手は目標であり、憧れであり、負かしたい存在。絶対に優勝するという気持ちで戦う」と闘志を見せた。卒業後はジャパンビバレッジに所属し、愛知県を拠点に活動することを明らかにした。

 県民栄誉賞受賞は野球の松井秀喜氏、柔道の松本薫選手に続いて3人目となる。贈呈式後、川井選手は「すごい方たちと同じ賞をいただいたのは光栄で、五輪の影響の大きさを感じている」と話した。見送りで訪れた県民に向けても抱負を語り、子どもたちの呼び掛けに笑顔で応じ、県庁を後にした。

北國新聞社

最終更新:9月5日(月)2時38分

北國新聞社