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米利上げ見通し、2分されたまま-雇用統計後も今月実施の確率32%

Bloomberg 9月5日(月)11時55分配信

米政策金利の先行きを見極めようと2日発表の米雇用統計に注目していた米国債のトレーダーは、 市場全体で見れば結局分からないという結論に至った。

微妙な8月の雇用統計の数字を受け、今月20、21両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げがあるのかウォール街の見方は二分されたまま。ゴールドマン・サックス・グループとバークレイズのストラテジストが今月利上げの可能性は高まったと指摘する一方、シティグループとドイツ銀行はそのような行動を裏付ける統計ではなかったと主張。金利先物トレーダーも確信できず、彼らが織り込む同FOMCでの利上げ確率は32%と、雇用統計発表前日の34%とほとんど変わっていない。

雇用統計によると、8月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は15万1000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値の18万人増を下回った。前月は27万5000人増に上方修正(速報値25万5000人増)された。失業率と労働参加率は、それぞれ前月から変わらず。平均時給の伸び率は前月から鈍化し、週平均労働時間は2014年以来の低水準だった。

独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「次回会合で米金融政策当局は難しい立場に置かれるだろう」と述べ、「長引く低金利がもたらす意図せざる影響や巻き添えを当局がどの程度懸念しているのか、という根本的な問題に行き着くだろう」と続けた。

雇用統計発表後、ジャン・ハッチウス氏らゴールドマンのエコノミストらは今月に利上げがある確率を40%から55%に引き上げた。バークレイズのストラテジストらも9月利上げの見通しを維持するとの内容のリポートを出した。一方で、ドイツ銀行はFOMCは様子見姿勢に傾くとの見方を示し、シティグループは雇用統計を受けて9月と12月の利上げ確率は低下したと分析した。

原題:Bond Traders Split on September as Fed Rate Path Remains Unclear(抜粋)

Rebecca Spalding

最終更新:9月5日(月)11時55分

Bloomberg