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QS世界大学ランキング2016、東大が国内1位奪還・国内全体で底上げ

リセマム 9月6日(火)10時57分配信

 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は9月6日(現地時間)、2016年の世界大学ランキング「QS World University Rankings 2016/17」を発表した。1位は5年連続でマサチューセッツ工科大学(MIT)。日本のトップは、総合34位の東京大学だった。

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 QSによる2016年の世界大学ランキングは、世界の900大学を対象に「研究者からの評価(40%)」「企業による評判(10%)」「学生1人あたりの教員数(20%)」「教員1人あたりの論文引用数(20%)」「外国人教員比率(5%)・留学生比率(5%)」を基準に評価し、上位400の大学を選出した。研究成果や論文は、世界最大級の抄録・引用文献データベース「Elsevier’s Scopus(スコーパス)」に基づき調査している。スコーパスは、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)による2016年6月20日(現地時間)に発表されたアジア大学ランキングでも利用されている。

 総合点を算出した結果、総合1位はマサチューセッツ工科大学(MIT)。2位はスタンフォード大学、3位はハーバード大学が続く。アメリカの大学が1位から3位を占めたのは、2004年のランキング設立以来初めて。中国の大学は近年全体的に順位を上げており、清華大学は昨年25位から1位アップし、過去最高の24位に着いた。北京大学は39位。

 国内でもっとも順位が高かったのは、34位の東京大学。総合点は82.6。京都大学は、2015年のランキングでは東京大学に0.1ポイント差をつけ国内1位、総合38位にランクインしていたが、2016年は総合点81.7で37位に入っている。国内3位以降は、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学が続く。国内上位5位の顔ぶれは2015年と変化ない。また、2015年と比較すると名古屋大学、北海道大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学が順位を上げており、特に100位以下に位置していた大学の順位が底上げされている。

 各大学ごとの評価点詳細は、すべてQSのWebサイトで掲載されている。QSによる世界大学ランキングのほか、おもな世界大学ランキングにはTHEやサウジアラビアの世界大学ランキングセンター(CWUR)によるものや上海交通大学が公表している「世界大学学術ランキング(ARWU)」などがある。2016年は今後、9月21日(現地時間)にTHE世界大学ランキング2016の発表が控えている。QSの世界大学ランキングが企業からの評価を独自の指標として用いているように、世界大学ランキングの評価基準・指標はそれぞれ異なる点に注意したい。

◆QS 世界大学ランキング2016
1位 マサチューセッツ工科大学(MIT) アメリカ
2位 スタンフォード大学 アメリカ
3位 ハーバード大学 アメリカ
4位 ケンブリッジ大学 イギリス
5位 カリフォルニア工科大学(CALTECH) アメリカ
6位 オックスフォード大学 イギリス
7位 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) イギリス
8位 チューリッヒ工科大学(ETHチューリッヒ) スイス
9位 インペリアル・カレッジ・ロンドン イギリス
10位 シカゴ大学 アメリカ

◆QS 世界大学ランキング2016にランクインした国内大学トップ10
※( )内は総合順位
1位 東京大学(34位)
2位 京都大学(37位)
3位 東京工業大学(56位)
4位 大阪大学(63位)
5位 東北大学(75位)
6位 名古屋大学(115位)
7位 北海道大学(130位)
8位 九州大学(135位)
9位 早稲田大学(201位)
10位 慶應義塾大学(216位)

《リセマム 佐藤亜希》

最終更新:9月6日(火)12時0分

リセマム