ここから本文です

次世代交通事業化へ協定 浜松市、SBドライブなど

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月6日(火)7時54分配信

 浜松市、ソフトバンクの子会社でソフトウエア開発のSBドライブ(東京都)、スズキ、遠州鉄道の4者は5日、自動運転技術を活用したスマートモビリティサービスの事業化に向けた連携協定を締結した。4者が緊密に連携して事業化を図り、住民の利便性向上、公共交通の課題解決、地域活性化、産業振興などを目指す。

 同サービスはITや自動車技術などを活用した次世代の交通・輸送システム。全国の自治体と同事業を進めているSB社側の申し出に市側が賛同し、要請を受けた地元の自動車メーカーのスズキ、公共交通を提供する遠州鉄道が加わった。「浜松自動運転やらまいかプロジェクト」と銘打ち、中山間地と都市部を抱える同市に適した同サービスを研究していく。SB社と協定を締結した自治体は全国4カ所目で、県内では初めて。自動運転技術が実現すれば、自由に人や物を輸送できるようになる。SB社は2016、17年で自動運転技術の研究・開発を進め、19年に公道での安全走行実証実験、21年以降の実用化を見据えているという。

 市役所で開かれた締結式には、鈴木康友市長、佐治友基・SBドライブ社長、鈴木俊宏・スズキ社長、斉藤薫・遠州鉄道社長が出席し、協定書を取り交わした。締結を終えた鈴木市長は「浜松の将来には産業力の強化が必要。この素晴らしいチームで自動運転技術をリードしていきたい」と期待を寄せた。



 ■自動運転技術開発「積極的に」 スズキ社長

 スズキの鈴木俊宏社長は5日、浜松市役所で開かれた「浜松自動運転やらまいかプロジェクトに関する連携協定」の締結式で、人間が操縦する必要のない「自動運転車」について、「小さな車に求められる新しい技術の開発に積極的に取り組んでいきたい」と今後の方針を示した。

 自動運転技術は実用化に向けて国内外で開発競争が進んでいる。鈴木社長は自社については「(他社に)出遅れていると思っている」と述べた。

 また、プロジェクトの協定締結に参加したソフトウエア開発のSBドライブが開発した技術が自社の製品に直結しないことを強調した上で、「自動運転に何が必要なのか、何が最適なのかを事業を通じて模索していきたい」と語った。

静岡新聞社

最終更新:9月6日(火)7時54分

@S[アットエス] by 静岡新聞