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<1面コラム>ペットの災害対策も忘れずに

伊豆新聞 9月6日(火)14時47分配信

 鎖につながれたまま餓死した犬、人影のない街中で行き倒れた犬…。ネットで「東日本大震災 ペット」を検索すると、こんな画像がたくさん出ている

 ▼原発事故で慌ただしく避難し鎖を外し忘れたのか、避難所に連れて行かれず鎖は外したものの、飼い主を探し放浪の末に力尽きたのか、物言わぬ動物たちの惨状に胸が痛む

 ▼環境省によると、東日本大震災で犠牲になった犬は、福島県で約2500頭、岩手県で602頭、青森県で少なくとも31頭との報告がある他は不明。猫は登録制度がないため、ほとんど分かっていない

 ▼「ペットも家族」という飼い主は多く、今後はペット同行避難を想定した対策が求められる。県は昨年3月、「災害時における愛玩動物対策行動指針」を策定し、ペットの避難所生活のルールなどを示した。これに基づき今年の総合防災訓練で函南町や伊豆市などはペット同行避難の対応を取り入れた

 ▼ポイントは、ペット専用スペースで収容する際のケージと5日分のフードや水などの持参。周囲に迷惑を掛けないよう普段からのしつけも大切だ。熊本地震では「人の水もないのに犬に飲ませるのか」といった批判があった。しっかりと準備し、大切な“家族”を守ろう。

最終更新:9月6日(火)14時47分

伊豆新聞