ここから本文です

ローランド社長「再上場を視野」 収益性など改善進む

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月6日(火)8時3分配信

 ローランドの三木純一社長は5日、収益性や製品開発面の構造改革が当初の想定を上回るスピードで進行していることを踏まえ、将来的な再上場を視野に経営体質強化を図っている状況を明らかにした。米系投資ファンドと組んだ経営陣による自社買収(MBO)と東証1部上場廃止から2年を迎えるのを前に、取材に応じた。

 三木氏は再上場について「具体的には決まっていない」とした上で、「可能性があれば考えたい。早い方がいいとは思うが、市場環境や会社の先行きを考えながら一番いい選択をする」と述べた。

 同社の現状については、同ファンドの経営参画によって経営指標把握など「経営の見える化」が進み、迅速な経営判断に結び付いている点を強調。課題だった欧州子会社の再編や米国オルガン事業の整理を行った結果、2015年の利益が、売上高がピークだった07年の楽器事業の営業利益32億円を上回るまで改善したと説明した。

 8月の米ヘッドホンメーカー子会社化に続き、ニュージーランドのDJソフトウエア会社と近く業務提携する計画にも言及し、「ブランド向上や相互の補完につながるM&A、業務提携にも積極的に取り組む」と述べた。

 同社は08年のリーマン・ショック後の売り上げ低迷などで経営が悪化し、4期連続赤字を計上。14年にMBOなどを行い、経営の立て直しを進めている。

静岡新聞社

最終更新:9月6日(火)11時21分

@S[アットエス] by 静岡新聞