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鹿島の監督騒動「それはびっくりした」 強化部長が語った真相 「あのときは、色々あったから…」

withnews 9月7日(水)7時0分配信

 Jリーグ1部の名門・鹿島アントラーズで8月末、石井正忠監督(49)の進退を巡る騒動が起きました。心労を訴えて、公式戦を休養したのです。選手との確執が原因といううわさが流れ、「退任」もささやかれましたが、数日後に復帰しました。史上最多となる7度のJ1年間王者を誇るなど数々のタイトルを獲得している鹿島。クラブを長年支えてきた鈴木満強化部長(59)にとっても、経験のない異例の事態でした。(朝日新聞スポーツ部記者・勝見壮史)

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「突然降って湧いたような話だった」

 「それはびっくりしたよね。前の日まで全然、大丈夫だったから。突然降って湧いたような話だった」

 騒動の始まりは、8月26日午前。鈴木強化部長は、練習前に石井監督から「監督としての自信を失った」と訴えられました。

 今季の第1ステージ(S)で優勝した監督が、突然訴えた心労。鈴木強化部長はその日の練習は休んで、翌日の横浜Fマリノス戦で指揮を執るよう伝え、帰宅させました。

「監督どうのこうのするなんて…ない」

 鹿島は第2Sに入って調子が上がらず、7月23日に年間勝ち点で上位を争う浦和レッズに敗れてから、公式戦で4連敗を喫しました。その後、2連勝と立て直したように見えましたが、石井監督は「チームに一体感が戻らない」ことに大きな責任を感じていたと、鈴木強化部長に漏らしました。

 「第1Sを優勝してさ、残り7試合、8試合。この状況で、監督どうのこうのすること考えるフロントっていないと思うよ」。鈴木強化部長は驚きを隠せません。

 1996年に現職につき、鹿島を強豪に育て上げたJリーグきっての「強化のプロ」。そんな鈴木強化部長にとっても、「経験したことがない事態」でした。

FW金崎との確執?

 騒ぎが大きくなったのは、主力FW金崎夢生(27)との確執が原因、という臆測が飛び交ったからです。

 日本代表に定着しつつあった金崎は、9月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のメンバーから外れました。8月25日にあったメンバー発表の記者会見でバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が、金崎について言及しました。

 鹿島が勝って2連勝とした8月20日の湘南ベルマーレ戦で途中交代した際、石井監督が差し出した手を振り払い、ベンチで激高したことを問題視しました。

 「代表選手にふさわしくない態度だった」

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最終更新:9月7日(水)13時4分

withnews