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渡米目標迫り、支援団体が活動に力 心臓病患う牧之原の女児

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月6日(火)8時0分配信

 拡張型心筋症を患い、米国での心臓移植手術を目指す牧之原市の女児(8カ月)の支援団体「女児を救う会」が活動を始めて、2カ月余りがたった。静岡県内外の善意で、病院への保証金や渡航費などを合わせた目標額3億1千万円の67%に当たる約2億円が集まった。体調などを考慮して目指していた3カ月での渡米を目前にして、「救う会」は、「一刻も早く渡米させたい」と活動に力を入れる。

 6月に16人で活動をスタートした「救う会」。メンバーのほとんどが自営業で大きな後ろ盾がない中、SNSなどで情報が拡散されたことで協力者が増えた。8月からは県内のみならず全国各地で募金活動が行われている。共同代表の鈴木雅志さん(51)は「自分の子供のように心配してくださる人が多く、毎日人の温かさに触れている」と感謝する。

 女児の母(30)によると、女児は7月中旬、心不全の進行や肺機能の低下により一時容体が悪化したが現在は落ち着いているという。母は「体力があるうちに渡米し、支援してくださった皆さんに早く娘の元気な姿を見せたい」と語った。「救う会」は、今後ホームページなどでこまめに情報発信し、より広い範囲で協力を呼び掛ける方針。問い合わせは事務局<電0548(27)1226>へ。



 <メモ>拡張型心筋症 心臓の収縮機能が低下し、血液を送り出せなくなって心不全を起こす。新生児や乳児は進行が速く移植を選択するケースが多いが、国内で15歳未満の脳死臓器提供が可能になった2010年以降、10歳未満の子供への心臓移植は4例。NPO日本移植支援協会によると、米国で心臓移植を目指す15歳未満の子供は年間5~10人いて、半数が拡張型心筋症という。

静岡新聞社

最終更新:9月6日(火)8時0分

@S[アットエス] by 静岡新聞

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