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縮小続く太陽電池の国内出荷、日本企業の減少が顕著に

スマートジャパン 9月6日(火)7時10分配信

 太陽光発電協会(JPEA)は2016年9月1日、日本における2016年度第1四半期(4〜6月期)の太陽電池出荷量を発表した。国内出荷と海外出荷を合計したモジュールの総出荷量は、前年同期比21%減の136万6432kW(キロワットで)に減少。セルの総出荷量も同37%減の45万8636kWとなった。

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 2014年度をピークに、太陽電池モジュールの国内出荷量は減少が続いている。各年度の第1四半期のモジュール総出荷量を比較してみると、2014年度が200.8万kW、2015年度が173.7万kW、2016年度136.6万kWと、年率20%以上で減少している。なお、2012年度以来、第1四半期の出荷量が最も小さく、第4四半期が最も大きくなるという傾向は変わっていない。

縮小する国内市場

 モジュールの総出荷量のうち、海外出荷量は前年同期比45%増の18万1464kWと1.5倍近く増えている。このうち日本国内で生産されたモジュール量は、同52%増の8万5337kWと増加している。その輸出先としては、北米が同79%増の2万6988kW、欧州が同137%増の4万7290kWと大幅に伸びた。

 一方、国内のモジュール出荷量は前年同期比26%減の118万4968kWと落ち込んだ。その内訳を見ると、住宅向けは同35%減の26万7129kW、産業向けは同24%減の91万7722kWとなった。規模の大きい産業向けの減少が全体に大きく影響している。

 なお、産業向けのうちオフィスや工場、公共施設など(500kW未満の地上設置を含む)向けの一般事業用途は同46%減の30万3186kWと大幅に減少した。一方、売電を目的とした出力500kW以上の発電事業用途は61万4536kWで、前年同期比3%減にとどまっている。

日本企業の出荷量が激減

 モジュールの総出荷量136万6432kWのうち、国内企業の出荷量は前年同期比32%減となる79万839kWで、全体の約58%を占めた。こちらも市場全体の傾向と同じく、海外出荷は伸びているものの、国内出荷量が大幅に減少している。

 一方、海外企業の出荷量は57万5593kWで、前年同期比とほぼ同じ出荷量を維持した。国内のモジュール出荷量において、日本企業の占める割合は2015年度第2四半期(7~9月期)に記録した60%を除き、2014年度第1四半期以来66~71%で推移してきた。一方、今年度は58%と、過去数年の平均値より10%程度低い結果となっている。

 日本企業のモジュール出荷量のうち、国内出荷を用途別で見てみる。まず国内出荷量全体は合計63万5218kWで、前年同期比42%減となった。このうち住宅向けは同36%減の23万4413kW、産業向けも同44%減の40万751kWまで減少した。

 なお、先述したように、日本・海外企業を合計した国内のモジュール出荷量を用途別で見ると、産業向けのうち、売電を目的とした発電事業向けの出荷量は同3%減とあまり減少がみられなかった。一方、これを日本企業に絞ると、同40%減の16万9412となっており、海外企業の比率が高まっていることがうかがえる。

最終更新:9月6日(火)7時10分

スマートジャパン