ここから本文です

シュワブ遺骨調査、米国大使館に要請 「ガマフヤー」具志堅さん

琉球新報 9月6日(火)10時54分配信

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんが5日、在日米大使館と在日米軍司令部に、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内にある大浦崎収容所埋葬地の遺骨収集への許可を求める文書を電子メールで送った。米軍施設内での調査や遺骨収集は原則的に日本政府が窓口だが、具志堅さんは今回、日本政府を介さず米側に直接立ち入り許可を求めた。具志堅さんは「米軍に、基地建設で住民を強制移動させ、大浦崎収容所で自由を奪ったことへの責任をきちんと認識してほしい」と強調した。


 5日午後8時現在、米側から返信はなく、シュワブ内での遺骨収集が認められるかの見通しは立っていない。要請書で具志堅さんは大浦崎収容所について「住民を強制移動させて自由を奪い、食料はほとんど与えられず飢餓やマラリアで多くの人が死んでしまった。国際法に違反した米軍による集団虐待死だ」と指摘。「遺骨収集は国内問題ではなく、米軍と沖縄の問題だ」と訴えている。

 大浦崎収容所を巡っては、今年6月に80代の女性の証言を基に県と国が遺骨収集に関連する立ち入り調査を実施したが、遺骨などは確認できなかった。

 具志堅さんは「女性の証言は埋葬地の一部であって、その一部をもって全体を否定することは公正でない。新たな証言者を準備している」としている。

琉球新報社

最終更新:9月6日(火)10時54分

琉球新報